アメリカが中国に対し、追加関税を課すことを決定しました。
規模は2000億ドル(約22兆4千億円)。
すごい規模ですね。
IMFはこの発表を受け、今後の世界経済見通しを下方修正しました。
世界の実質GDP成長率 3.9% → 3.7%(▲0.2%)
世界の景気は悪くなるでしょうね。
果たして株式市場はどうなるのでしょうか。
現在はFRBの利上げもあり、新興国通貨は軒並み下落しています。
私も米国株中心のポートフォリオに変える前は、インドネシア株にも
投資していましたが、株高と相殺するに等しい通貨安となったことがあり
今は新興国株投資はしていません。
新興国投資で怖いのは、通貨ですね。
新興国から資金が流出し、どこに向かっているかというと
やはり金利のとれる「米ドル」ということになると思います。
新興国では資金流出により外貨準備が減り、ドル建て債務はFRBの金利上昇により
利払い負担が増え、通貨安にも見舞われていることから
ドル建て債務を返済しにくくなっていきます。
結果的に、政府支出を減らさざるを得ず、新興国の景気は悪くなると考えられます。
なのでまた米ドルへの資金流入となり・・・
というサイクルとなっているように思います。
リスク回避の円高、という方向にもなっていませんし。
ゴロー注目のポンドですが、現在の政策金利=0.75%です。
次回の利上げはブレグジット後の2019年3月以降との見方が主流のようです。
ポンドは今、明らかに割安なんですけどね。
EUも利上げ方向、FRBも、イングランド銀行も、ということになると、
気になるのは日本の金利の動向です。
年初から見て、全銀協日本円TIBOR、ユーロ円TIBOR、ともに1か月金利が
右肩上がりで上昇しています。
2か月金利よりも1か月金利の方が高いので、米ドルの金利が短期で
上昇していくと見て、短期で円キャリーしている大口投資家が
たくさんいるのではないか、と想像しています。
となると、やはりドル円はドル高・円安ですね。
為替動向を気にしなくて良いバフェットが羨ましいです。
Take the Risk or Lose the Chance