こんにちは!
ゴローです。
IBMも株価を下げてますね。
過去1年のチャートです。
しかし・・・・
そんなIBMが・・・・
IBMが・・・レッドハットを買収することを発表しました!
なんと1株あたり190ドルで!
レッドハットの10/26終値は116.68ドルですから、62%も高いプレミアムを支払っての買収となります。
この発表を受けて、10/29のレッドハットの株価(プレマーケット)は177ドルにまで上昇しています。(前日比51.85%↑)
IBMの株価はこの9年間で最低レベルとなっており、事業の新たな柱としてクラウド事業を考えており、そこでレッドハットに投資したようです。
その額なんと340億ドルです。
ハイブリッドクラウドとは、
「広く一般のユーザーと同じ環境を利用するパブリック・クラウド、専用の環境を利用するプライベート・クラウド、そしてすでに自社で保有しているIT資産(オンプレミス)を組み合わせて最適なITインフラを構築するという考え方を指します」
ーIBMソリューションブログより
ハイブリッドクラウドを利用すると、たとえば機密性の高いマイナンバーなどの個人情報を扱うシステムはプライベートクラウドで運用し、繁忙期と閑散期の差が激しいソフトウェアや一時的に使用することのあるソフトウェアは、パブリッククラウドで運用するなどして、固定費を下げてシステムを運用することができるようです。
IBMはこのハイブリッドクラウド事業に注力するため、レッドハットを買収したようです。
しかし、マーケットの評価は芳しくなく、10/29のプレマーケットでは120.38ドル(前日比↓3.51%)と株価が下落しています。
これは、約半年分の売上高に等しい金額を使って買収するため、負債の増加を嫌気したものと思われます。
IBMは自らの投資格付けをシングルAをキープする、と言っているようです。
今月初めには、IBMは第3四半期の収益予想について、クラウドコンピューティングの減速とドル高の影響で弱気見通しを発表していました。
IBMは世界175か国で事業を行っているため、ドル高は損益計算書(PL)上マイナスとなります。
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収益性指標を見てみましょう。
粗利が45.5%です。十分、本業で稼いでいると言えます。
PER=19.90
PBR=6.15
PSR=1.41
PCFR=7.10
年間配当利回り=5.03%
正直、PERが高いですね。
ゴローはバフェットがIBMを手放した時から、IBMは投資対象として考えてなかったのですが、ここにきてレッドハットを買収するということで、投資対象としてアリだと考えるようになりました。
なぜなら、クラウド市場は今後も右肩上がりで成長していく市場だからです。
IBMの今後の業績に注目したいと思います。
Take the risk or Lose the chance.