こんにちは!
ゴローです。
残念ながら・・・
11/9のブリティッシュアメリカンタバコの株価が暴落しました。
前日比▲1.85ドル(▲4.24%)の大幅な下げです。
After Hours(時間外取引)では40ドル割れし、39ドル台に突入したこともありました。
↓BTI:ブリティッシュアメリカンタバコ 1年チャート
これは、米食品医薬品局(FDA)が、メンソールタバコの販売禁止を検討しているとの報道からだと思われます。
メンソールタバコが禁止されると、ブリティッシュアメリカンタバコは大きなダメージを受けることになるからです。
ブリティッシュアメリカンタバコは、2017年7月にレイノルズ・アメリカンを買収しましたが、その前、2015年にレイノルズ・アメリカンは、米国タバコ会社であるロリラードと、メンソールタバコ首位ブランドの「ニューポート」を買収しました。
したがって、ブリティッシュアメリカンタバコは、全米首位の販売数を誇るメンソールタバコ「ニューポート」を米国で販売できなくなります。
また、ブリティッシュアメリカンタバコのタバコ販売数のうち、55%をメンソールタバコが占めているため、この報道を嫌気して株価が値下がりしたと思われます。
また、米食品医薬品局(FDA)は、ポッド(カートリッジ)を使ったフレーバー付き電子タバコについて、大幅な販売規制を計画している、とも報道されています。
これも、ブリティッシュアメリカンタバコにとってはダメージが大きく、2013年から電子タバコ「Vape(ベイプ)」を販売しているからです。
販売規制の内容は、10代の学生をニコチン依存から守るため、コンビニやガソリンスタンドで販売できなくなるということ、インターネット販売でも、米食品医薬品局(FDA)のガイドラインに沿った厳格な年齢確認を導入すること、などが検討されています。
電子タバコは、子供の利用が急増しており、購入を制限できるようにすることが目的のようです。あるデータによると、米国の高校生の電子タバコ使用率が77%も増加したとの報道も出てきています。
これは、タバコ会社が、マンゴー風味やフルーツ風味などのフレーバー付きニコチンリキッドを販売しているため、子供の利用が増加したと考えられています。
アルトリア・グループはすでに、メンソールフレーバー以外のフレーバー付き電子タバコの販売をすべて止めると回答しています。
ブリティッシュアメリカンタバコはどう回答するのでしょうか。
バフェットはタバコ銘柄について、「極めて魅力的」と語ったこともありますが、投資はしていません。