Take The Risk or Lose The Chance ゴローのバフェット流米国株式投資術

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【銘柄分析】AAPL アップルはバフェットの保有銘柄で保有割合No.1

こんにちは!

ゴローです。

 

最近のS&P500は、年初の株価に戻ってしまっていますね。

インデックス投資家の方々は、多少心配されているかもしれませんが、そんな心配は無用だとゴローは思います。

インデックス投資は、あくまでも、インデックス構成銘柄の将来の企業の利益総額に対して投資しているのですから、長期でホールドしておけばよいのです。

 

さて、今日は「おそらく世界でもっとも有名な企業」のひとつであるアップルについて、分析してみたいと思います。

 

●企業概要

アップルは米国のIT機器大手です。

メディアデバイスであるiPhone、iPadなどのスマートフォンやタブレットを展開し、そのほかにもパソコンの製造・販売に従事しています。

主要製品は「iPhone」「iPad」の他に、「Mac」「iPod」「Apple watch」「Apple TV」などの消費者選好型の商品で、「iCloud」でアップル製品を利用する消費者を囲い込む戦略を採用しています。

そのほかに、決済サービスである「ApplePay」も展開しています。

 

●アップルの過去1年チャート

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10月~11月のハイテク銘柄の暴落で、アップルも株価を下げています。

年初の株価に戻ってしまいましたね。

 

●アップルの収益力

ゴローは、売上総利益(グロスマージン)が高い企業が良い企業だと考えています。

ですので、売上総利益の分析は企業分析において必須だと考えています。

 

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アップルの売上総利益は38.3%。

メーカーとしては高い利益率です。

ここから、生産(製造)を必要としない売上、たとえばApplePayや、iCloudの収益をどこまで伸ばせるかによって、利益率が高くなるかどうか、というところだと思います。

 

●アップルの売上高・当期純利益の推移

売上高、純利益の推移を見れば、企業業績の趨勢が把握できます。

アップルの場合は、こんな感じです。

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売上高、当期純利益ともに2015年が現時点ではピークで、あとは少し下がっています。

2018年の決算が発表されれば、また変わってくると思いますが、とりあえずは、こういうところだということです。

順調な業績動向であり、安定しているとも言えます。

 

●アップルの発行済み株式数と1株利益

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企業が自社株買いを行うと、純利益が増えていなくても、1株利益(EPS)が増加します。

アップルは積極的に毎年積極的に自社株買いを行って、1株利益を増加させていることがわかります。

これは投資家にとっては「買い」の対象となります。

 

●アップルのキャッシュフロー

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 いくら利益が出ていても、キャッシュフローが出ていなければ企業は黒字倒産してしまいます。

やはりキャッシュフローで見てみても、2015年がピークであり、それ以降は多少減っています。

ただ言えることは、アップルは十分キャッシュフローが取れていて、「営業キャッシュフロー―投資キャッシュフロー」で表される「フリーキャッシュフロー」が潤沢にあることを示しています。

これも、投資家にとっては「買い」の対象となります。

 

 ●各種指標

PER=15.04倍

PBR=7.93倍

PSR=3.37倍

PCFR=12.71倍

配当利回り=1.64%

 

株価が高いと思いきや、PERを見る限りは特段高いとは言えなさそうです。

PBRが高いのは、自社株買いで自己資本が圧縮されている影響です。

 

●ウォーレン・バフェットの追加投資

バフェットがアップルを「100%買ってもいい」と発言し、注目を集めてきましたが、ここにきてさらにアップル株を買い増ししていることがわかりました。

バフェットのポートフォリオに占めるアップル株の割合はもっとも多く25.79%で、570億ドル相当です。

 

バフェットは「これだ」と思った株式に対し、フォーカス投資をすることで有名です。

バフェットにとって、アップルは十分すぎるほど魅力的な企業だったのでしょう。

 

ゴローも、スマホデビューはアップルのiPhone4Sからです。

あまりの使いやすさに、びっくりしたことを覚えています。

電池の減りがあまりに激しく、2年持たなかったと記憶しています。

当時はiPhoneを使っていることはそれなりにステータスでしたし、今もきっとそうなのでしょう。

とはいえ、不安材料がないわけではありません。

 

アップルは、サプライチェーンの各社に生産ラインの拡張をストップさせましたし、iPhone XR、XSも多少、値下がりしています。

 

iPhoneの性能が向上したので、電池の減りも前より少ないと聞いています。

そのため、買い替えサイクルが長期化し、アップルの価格決定力に限界がきている、という報道もあります。

これらに関連してか、アップルはiPhoneの販売台数の発表を取りやめています。

 

正直なところ、ゴローはアップル株には懐疑的です。

昔の日本の家電メーカーと同じ道を辿るのではないか、という杞憂かもしれませんがそう感じるのです。

家電は一度購入したらしばらく使います。

それが寿命が来るまでなのか、流行を追いかけて新製品が出たらすぐに買うのかの違いはあるにせよ、一度リニューアルした製品が次回発表されるまで、同じ機種を買うことは無いでしょう。(壊れない限り)

 

したがって、継続・反復的に製品を販売し続けることができないことになり、イメージとしては、売上が計上されるのが「新製品を発表したとき」したときがピークで、残りの期間は細々と売上を計上する、というものだと思っています。

 

iPhoneは良い製品です。

導入企業も多いですしね。

さて、そこをどう見るか、だと思います。

 

Take the risk or Lose the chance.


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