Take The Risk or Lose The Chance ゴローのバフェット流米国株式投資術

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株式市場暴落! 景気減速局面こそ投資スタートのタイミング

こんにちは!

ゴローです。

 

12/4の米国株式市場は約3%(800ポイント)下落し、またも調整局面であることを私たちに知らしめました。

細かい話題、たとえばブレグジットに対する不安や米中貿易摩擦に対する不安などはありますが、やはりインパクトとして大きいのは世界景気の先行きの不透明感と、米国景気の先行きに対する不安だと思います。

 

米国経済はすでに、リーマンショックの後遺症からの景気回復が約9年も続いており、それに伴って株価も上昇し続けてきました。

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S&P500 10年チャート

貿易戦争さえなければ、世界経済の成長エンジンであった中国経済も堅調であったと考えられます。

中国の景気減速=中国での生産の縮小および中国での消費の縮小を意味していて、中国における生産活動や消費活動が低迷すると、世界経済も風邪をひく、という構図になっていると考えられます。

世界経済が堅調に推移すれば、緩やかに景気も拡大し続けることもできたかもしれませんが、この景気の拡大局面がいつまで続くかは誰にもわかりません。

 

今、ひとつ言えることは、「米国のトランプ大統領が、中国に対してさらに関税を賦課すると明らかに世界経済に悪影響を及ぼす」、という点です。

 

景気は循環しており、山があれば谷もあります。

今が山を登っている最中なのか、山の頂上なのかは議論の分かれるところだとは思いますが、いずれにしても「谷」でないことはあきらかです。

それが、「谷」へと戻っていく。

そのキーがトランプ大統領のさらなる関税賦課だと思います。

 

株式投資と世界経済の好調・不調は相関しているとゴローは考えています。

タイミングがよければ、つまり景気循環の「谷」で株式を「ほどほど」のプライスで大量購入できれば、次に迎える景気循環の「山」で大きな富を私たちにもたらしてくれます。

今は米国景気のピーク付近にあるとすれば、あとは谷へ向かって下るだけなので、評価損に耐えられない投資家は、今保有している株式を売却してキャッシュにしておくのもひとつの手段だと思います。

 

いつも重要なことは、今が景気のピークなのか谷なのかを判断することではなく、「だいたい山っぽい」とか「谷っぽい」とかいうことを把握すること、だと思います。

その判断に自信をもっているのであれば、一括投資しても良いこと、自信がなければ、「谷」っぽいところで少しずつ買い増ししていくことも良いと思います。

いつまで下げるか、わかりませんから。

 

リーマンショックについて言えることは、リーマンショック後の世界経済は、アメリカ経済の強さによって、世界経済が支えられてきたということです。

アメリカ経済が強かったので、そのほかの地域、たとえばEUやアジアにも好影響が波及し、世界経済が良くなっていったのです。

 

それももう9年です。

いつまでも続く好景気はないので、そろそろ景気減速局面に対応する準備を始めておきましょう。

それが、「精神的に」だけでも良いと思います。

「次に来るのは景気後退だ」、ということを理解することです。

 

投資の世界で重要なのは、景気の「谷」で投資することです。

そこさえある程度うまくいっていれば、景気循環が富への道を開いてくれます。

1年だけ景気が良くて、その次の年は大恐慌・・・という経済は考えにくいです。

今回の景気拡大局面もすでに9年。かなり長い期間です。

したがって次の景気後退局面は同じく9年続くと言っても差し支えないのです。

 

「谷」での投資と言えば。

短期的なバッドニュースで売り込まれている銘柄もそのひとつです。

投資は長期で見なければなりません。

今は売り込まれているけれども、将来もそのままとは考えにくい銘柄の場合は、投資対象として考えるべきだと思います。

 

実際、ウォーレン・バフェットのように、リーマンショック時に金融関係の株式を大量取得し、現在では莫大な利益を上げているケースもあります。

バフェットは、市場参加者が狼狽売りしているときに、ひとりだけ(ではないと思いますが、極めて少数のはずです)長期で考えていたのです。

 

個人投資家の強みは、1年単位あるいは1月単位での投資成績の良し悪しを求められていないことです。

その人にマッチした期間で、最大の成果を上げることができれば、それでよいのです。

若ければ若いほど、「多少の損は勉強代」と言われるのもそのためでしょう。

景気の「谷」を多少読み間違えても良いのです。

読むことに自信がなければ、複数回に分けて投資を行い、あとは景気の「山」を待つのみです。

 

したがって、景気の減速局面で投資を開始し、少々の評価損は気にせず「谷」っぽいところでもまだ投資を行い、少しずつ上向いてきたと思ったら投資の手を休めて、待っていれば良い。

ということになります。

 

しかし、言うは易し、行うは難しです。

マーケットの未来はどうなるかはわかりません。

指針となる投資手法を持っていれば、その不可知論にも対抗できるはずです。

「谷」っぽいところでもまだ投資し、「山」を待ちましょう。

 

Take the risk or Lose the chance.


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