Take The Risk or Lose The Chance ゴローのバフェット流米国株式投資術

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【銘柄分析】MA マスターカード 高収益企業は今後も安泰か

こんにちは!

ゴローです。

 

ここ2、3日冬らしくない気候でずいぶん暖かかったですが、今日は急に寒くなりましたね。

こんな時は風邪をひかないように、(株式投資も良いですが)温まる食べ物や飲み物でほっこりといきたいものです。

 

さて、今日は高収益企業の「マスターカード」です。

 

みなさんもご存知のとおり、クレジットカードといえばだいたいVISA(ビザ)かMASTER(マスターカード)なのではないでしょうか。

ゴローもクレジットカードには関心が高く、ビザもマスターも両方持っています。

 

●事業概要

マスターカードは、米国の大手クレジットカード決済サービス会社です。

個人、金融機関、加盟店、政府機関、企業に電子決済ネットワークを世界的に提供しています。

「MasterCard」クレジット、デビットカードや「Maestro」オンラインデビットカードサービス、銀行オンラインネットワークシステム「Cirrus」、プリペイドプログラム、非接触型決済サービス、口座振替サービス等を提供しています。

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マスターカード 1年チャート

株価は右肩上がりで成長しつづけています。

ここ数日のマーケットの調整で下落していますが、基調は右肩上がりで、堅調ですね。

要因としては、マスターカードの2018年7-9月期(第3四半期)の決算発表は良い内容で、クレジットカード決済額が増加し、利益が伸びたためです。

7-9月期の当期純利益は前年同期比33%増の19億ドル。EPS(1株利益)は1.34ドル⇒1.82ドルに増加し、アナリストの予想を上回りました。

 

ただし、懸念材料もあります。

クレジットカードで決済すると、小売店はクレジットカードやデビットカードの決済ブランドであるビザないしマスターカードに対し、数%の手数料を支払う必要があります。

クレジットカード会社の収益はこの手数料から来ています。

EU(欧州連合)では、「ビザとマスターカードが、金融機関と共謀して決済にかかる手数料を釣り上げている」と以前から主張していました。

12月4日、EUは、ビザとマスターカードがEU域外で発行されたデビットカードとクレジットカードの手数料引き下げに同意したと発表しました。

ビザとマスターカードは共に、「地域間インターチェンジ・フィー」と呼ばれる手数料を少なくとも40%引き下げることを提案しています。

 

これはビザとマスターカードにとって、減収要因です。

ゴローもヨーロッパ、特にイギリスやドイツから個人的に衣類などを購入することがありますが、クレジットカード決済を使っているので、関心のあるニュースでした。

 

正直なところ、クレジットカード決済が無ければ、外国から商品を購入するなんてなかなかできないですよね。

ありがたいです。

 

●マスターカードの売上高・当期純利益の推移

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マスターカードの売上高・当期純利益の推移

売上高・純利益ともに右肩上がりで上昇しています。

これは当然、株価に反映されるのも当たり前と言えますね。

 

●マスターカードの発行済み株式数と1株利益

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マスターカード 発行済み株式数と1株利益

潤沢なフリーキャッシュフローを使って積極的に自社株買いを行い、発行済み株式数を減らしていることがわかります。

それに伴って、EPS(1株利益)も上昇しています。

 

●マスターカードのキャッシュフロー

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マスターカード キャッシュフローの推移

多少凸凹してますが、基本的には右肩上がりで素晴らしいキャッシュフローを得ていることがわかります。

クレジットカードってこんなに儲かるの・・・と思ってしまいます。

 

●各種指標

PER=40.50倍

PBR=5.59倍

PSR=13.06倍

PCFR=32.00倍

 

うーむ。。。高い。

決して過剰評価されているとは思いません。思いませんが、高いです。

ゴローは正直、PBRはあまり考慮していません。

にしても高いです。

PSR13倍にPER40倍・・・これはゴロー基準から言うとちょっと買えないです。

年間配当利回り=0.6%で、これもあまり配当狙いの株式とは言えませんね。

どちらかというと、将来の値上がりを狙ったキャピタルゲイン投資家向けの株価である、と言えると思います。

 

とはいえ、マスターカードが素晴らしい優良企業であることは間違いありません。

今後もクレジットカード決済は増えていくでしょうし、視野を世界に広げれば、人口も増えていきますから。

その一人一人がクレジットカードを保有し、決済したら・・・

 

暴落局面は無いとは思いますが、定期的にウォッチしていたい企業です。

 

Take the risk or Lose the chance.


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