Take The Risk or Lose The Chance ゴローのバフェット流米国株式投資術

投資海賊ゴローのまだ見ぬ財宝SDGsを探す航海のHISTORY

【銘柄分析】米国株式への投資といえばVTI バンガード・トータルストックマーケットETF アップル暴落でリターンは▲18%!!

こんにちは!
バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践しているゴローです。

 

年明け早々、「穏やかじゃない」相場展開ですね。

ゴローもヒヤヒヤしながらマーケットを見ています。

ずっと張り付いてるわけじゃないですけど。

 

2018年のヘッジファンドのトータルリターンは

さて、「物言う株主」であるダン・ローブ氏の率いるヘッジファンド「サード・ポイント」は、2018年のリターンがマイナス11%であることを明らかにしました。

サード・ポイントは2018年中にキャンベルスープの保有比率を増やしており、それが影響しているのかもしれません。

いずれにしても、個人投資家の我々は、「プロでもマイナス11%」ということをよく理解し、相場に勝ち続けることは難しいことを理解する必要があります。

同時に、「マイナス11%くらいは、リスク許容度の低い人でも、許容しなければならないボラティリティである」ということでもあると思います。

 

プロでも勝てないという相場もあります。

特に、2018年中に投資を始めた方で、ホールドし続けている方はおおむね含み損を抱えているのではないでしょうか。

「みんな含み損だから仕方ない」、と割り切ることも必要です。

だからといって、暗い気分になる必要はありません。

景気循環の山谷はあるものの、今後も世界経済は成長し続けていくからです。

トマ・ピケティのロジックを信用するならば、資本の成長率の方が賃金の成長率よりも高いのです。

だからゴローは株式投資をしているわけです。

 

 

 

IMFの世界経済見通しと米中貿易戦争

しかし、懸念事項もあります。

「米中貿易戦争」です。

IMFは、2018年10月の時点で、世界の経済成長率を下方修正しました。

IMFが世界の経済成長率を下方修正するのは2016年以来のことで、その原因は「米中貿易戦争」です。

IMFは、2018年、2019年の世界の経済成長率当初3.9%⇒見直し後3.7%と、0.2%引き下げました。

あとから考えれば、これがきっかけだったのかもしれません。

株価は名目GDPと相関関係にあります。

世界のGDP成長率が下方修正されれば、株価が下がるのも当然のこと。

特に、中国で稼ぎまくっている米国企業はダメージを受けて当然です。

 

結果、最初に「米中貿易戦争」の影響が発表されたのがAAPL:アップルだった、というだけのことだと思います。

iPhoneの売れ行きは想像以上に落ちていたようです。

 

米国の8つのヘッジファンドはアップル株の暴落で21億3000万ドル(2300億円)を吹き飛ばしました。

ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイも、アップル株の暴落で株価が191.66ドル(1月3日時点)まで下落しています。

 

monex.ibillionaire.me

 

 アップルはS&Pなどの株価指数にも採用されていることから、指数も暴落しています。

VTI(Vanguard Total Stock Market ETF)は9月の高値151.84ドルから現在の124.77ドルと、マイナス18%となっています。

これは、中国で稼ぎまくっている米国企業が他にもあるため、その影響を反映しているのかもしれません。

 

VTI 1年チャート

f:id:financial_freedom:20190104232052p:plain

VTI 1年チャート

VTIの現在の株価はこちら

finance.yahoo.com 

 

2019年はリスクオフで円高・株安の年か

 足元では「暗黒のクリスマス」の暴落後、少し回復しているように見えるマーケットですが、上下動が激しすぎるので、正直なところ、ついていけていません(笑

 

なので将来見通しなんてわかりませんが、安定した相場では稼げないマーケット参加者がいることも事実であり、しかもそういう人たちは巨額の資金を動かしています。

1月2日のドル円=104円まで円高に仕掛けられた日もありました。

そういう「仕掛け」が、今後もあるんじゃないかな。とは思います。

 

単年度ではどうなるかなんてわかりません。

しかし、長期で見れば小さな上下動などどうでも良い(とは言いすぎですが)、いや、無視してもいいくらいです。

株式投資は長期で見れば見るほど、ボラティリティも下がり、評価益が出る確率が高まるからです。

これは、世界の名目GDPが増え続けてきた結果に他なりません。

 

クレディ・スイスの世界の家計資産の総額のレポート(2018年度 グローバル・ウェルス・レポート)から、2023年の予測値を参照してみましょう。

米国は2018年比で2023年にはプラス19.6%

日本は2018年比で2023年にはプラス18.2%

中国は2018年比で2023年にはプラス43.6%(!)

このレポートが表すように、世界の富は増加し続けます。

政治的な摩擦、たとえば現在の「米中貿易戦争」などの世界の経済成長を阻害する要因が無ければ、これくらいのパーセンテージで成長していくのです。

  Total Wealth (USD bn)
Country 2017 2018 2023
United States 91,830 98,154 117,383
China 49,608 51,874 74,493
Japan 23,422 23,884 28,237
Germany 13,517 14,499 18,301
United Kingdom 13,279 14,209 16,903
France 12,930 13,883 17,210
Italy 10,045 10,569 12,683
Canada 8,160 8,319 11,235
Australia 7,656 7,577 9,688
Spain 6,855 7,152 8,989
Korea 6,719 7,107 8,884
India 5,821 5,972 8,767
Taiwan 3,995 4,065 4,046
Switzerland 3,725 3,611 4,546
Netherlands 3,173 3,357 4,090
Belgium 2,646 2,776 3,425
Brazil 2,841 2,464 2,984
Russia 2,175 2,240 2,562
Sweden 2,020 1,920 2,341
Mexico 1,758 1,729 2,212
Austria 1,545 1,637 2,058
Hong Kong 1,439 1,523 1,982
Indonesia 1,557 1,518 2,080
Singapore 1,199 1,289 1,616
Denmark 1,224 1,276 1,567
Norway 1,129 1,181 1,360
New Zealand 1,037 1,010 1,351
Turkey 1,200 1,010 1,268
Saudi Arabia 925 977 1,150
Greece 908 975 1,197
Poland 968 974 1,219
Israel 981 941 1,179
Portugal 854 916 1,121
Chile 783 819 1,022
Ireland 746 806 1,033
South Africa 754 786 924
Finland 675 697 860
United Arab Emirates 713 684 829
Colombia 556 616 787
Malaysia 533 598 874
Thailand 485 525 683
Czech Republic 494 524 737
Philippines 526 518 760
Peru 438 467 618
Pakistan 461 422 622
Argentina 475 345 457
Romania 297 317 437
Vietnam 287 307 435
Hungary 293 294 376
Kuwait 274 278 346
Iran 260 272 275
Qatar 253 265 328
Libya 160 252 388
Algeria 236 241 316
Bangladesh 234 240 345
Morocco 201 216 291
Egypt 204 212 307
Slovakia 142 151 198
Oman 132 144 175
Lebanon 138 140 174
Bulgaria 130 138 172
Slovenia 121 133 172
Croatia 113 120 144
Tunisia 124 120 150
Ecuador 109 116 140
Costa Rica 106 111 144
Uruguay 97 97 125
Cyprus 83 91 119
Sri Lanka 82 82 108
Panama 72 77 105
Serbia 66 73 100
Jordan 68 72 92
Kazakhstan 64 62 82
El Salvador 58 61 76
Estonia 53 60 81
Lithuania 52 57 77
Kenya 52 57 78
Ukraine 52 55 67
Latvia 46 53 70
Azerbaijan 48 52 68
Georgia 47 49 70
Malta 45 49 65
Bolivia 43 48 69
Bahrain 42 45 54
Bosnia and Herzegovina 35 40 51
Albania 30 37 51
Nepal 32 35 48
Cote d'Ivoire 32 34 50
Mauritius 34 34 41
Cambodia 29 33 47
Cameroon 24 26 36
Senegal 20 23 35
Laos 19 21 30
Macedonia 19 20 28
Mongolia 20 20 32
Gabon 16 18 23
Jamaica 17 18 22
Armenia 15 16 22
Namibia 16 16 19
Trinidad and Tobago 16 16 20
Kyrgyzstan 14 15 20
Botswana 14 15 18
Nicaragua 15 14 19
Bahamas 13 14 17
Congo, Dem. Rep. 12 12 14
Montenegro 10 12 15
Syria 10 11 19
Belarus 10 11 14
Sudan 33 11 12
Zambia 9 9 11
Mali 8 9 12
Congo, Rep. 7 9 8
Ethiopia 9 9 12
Eritrea 7 8 15
Tajikistan 7 7 9
Equatorial Guinea 6 7 8
Mozambique 6 6 8
Barbados 5 6 7
Madagascar 5 5 7
Chad 4 5 7
Fiji 4 5 6
Seychelles 3 3 4
Lesotho 3 3 4
Djibouti 3 3 4
Swaziland 3 3 3
Liberia 4 2 3
Guyana 2 2 3
Central African Republic 2 2 3
Belize 2 2 2
Sierra Leone 1 1 2
Malawi 1 1 2
Grenada 1 1 1
Comoros 1 1 1
Tonga 1 1 1
Gambia 1 1 1
Vanuatu 1 1 1
St. Vincent and the Grenadines 1 1 1
Guinea-Bissau 1 1 1

 

したがって、世界の名目GDPは増加し続けるはずです。

もっとも安全な投資法は世界のインデックスに投資することかもしれません。

暴落時こそチャンスです。

現在の暴落局面がいつ下げ止まるかは、誰にもわかりません。

しかし、株価は名目GDPに相関することを考えれば、「投資する」ことについて、そんなに恐れることもないと思います。

ただし、「守りの投資」を採用した方が良いとは思います。

 

ディフェンシブな株もいいけど、「下落リスクの低い割安株」がいいぞ!

 

 

Take the risk or Lose the chance.


外国株式ランキング

 

 

ゴローを年間配当100万円に導いてくれた本を紹介します!

www.56likebuffett.net

 こちらの記事もどうぞ

www.56likebuffett.net

www.56likebuffett.net

www.56likebuffett.net