こんにちは!
バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践するゴローです。
お聞きになったことがあるかもしれませんが、
よく、「円安・株高」とか、「円高・株安」などと言われることがあります。
これは、
「円安になると、日本企業は輸出超過の国なので、円安の恩恵を受けて企業業績が良くなると予想され、日本株は上昇する」
ということを、短くまとめると「円安・株高」とか、「円高・株安」と言っているにすぎません。
今日は、「ドル円レートと日経平均の連動性」について、見ていきたいと思います。
為替(ドル円)と日経平均の連動性。フェアバリューについて
これは、過去の株価と為替の値動きから想定される、予測値にすぎませんが、ある程度の正確性をもって、株価予想ができるのではないかとゴローは考えています。
「過去は未来を表す」です。
為替と日経平均の連動性(理論値) | |||||||
TOPIXの予想数値 | 日経平均の予想数値 | ||||||
ドル円レート | TOPIXの予想EPS | PER 13倍 | PER 14倍 | PER 15倍 | PER 13倍 | PER 14倍 | PER 15倍 |
100 | 109.9 | 1,429 | 1,539 | 1,649 | 19,002 | 20,463 | 21,925 |
105 | 114.2 | 1,485 | 1,599 | 1,713 | 19,745 | 21,264 | 22,783 |
110 | 118.3 | 1,538 | 1,656 | 1,775 | 20,454 | 22,027 | 23,601 |
115 | 121.4 | 1,578 | 1,699 | 1,820 | 20,981 | 22,595 | 24,209 |
120 | 124.4 | 1,617 | 1,742 | 1,866 | 21,509 | 23,163 | 24,818 |
この表から行くと、
1ドル=105円かつPER=13倍のとき
日経平均は20,000円割れとなる予想です。
この表からわかることは、
「ドル円レートが5円動くと、日経平均フェアバリューは800円変化する。」
ご承知の通り、
「為替の変動は株価にたいして大きな影響を及ぼしますので、実際にはもっと変動幅が大きそうだ」
ということが言えそうです。
為替については、各金融機関がいろいろな予想を出していますが、
多くの場合、「円高方向」の予想を出しています。
つまり、
「日経平均は円高に引きずられて下落する」
ということを彼らは予見しているわけです。
米中貿易協議は「合意」するのか?
トランプ大統領自身も、Twitterで「私は中国に対し、関税を下げるよう依頼し、その対価として、米国は中国に対して25%の追加関税を課さない」と発言しました。
....and I did not increase their second traunch of Tariffs to 25% on March 1st. This is very important for our great farmers - and me!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) March 1, 2019
これは、ほぼ合意と言ってもいいんじゃないでしょうか。
つまり、「これ以上の貿易戦争の拡大は起きず、安定的な経済環境へと変化していくのではないか」、ということです。
IMFもOECDも、米中貿易戦争の影響を重く見て、それぞれの経済成長予想を下方修正しました。
経済環境が安定すれば、経済成長率も上昇しますから、円高基調となるのを防いでくれるかもしれません。
「円安」は、円を使ってモノやサービスを購入する日本人にとっては、不都合ではあります。
ゴローの友人にも、「円高の時に、海外旅行に行く」と言っている人がいるくらいです。
円が強いと、海外での円の購買力が増加します。
これは、貿易についても言えます。
円が強いと、低い価格で海外のモノやサービスを購入することができます。
逆に、企業業績は、外貨で得ている収益を、円換算するときに、強い円に置き換えなければなりませんから、海外の通貨の弱さが露呈してしまいます。
ドル建て収益を100ドル計上していて、1ドル=80円のとき、日本の上場企業の財務諸表に表示される円建てのドル収益は8,000円にしかなりませんが、逆に円安の1ドル=120円であれば、その金額は12,000に増加します。
つまり、
「円安の方が、円建てで財務諸表を公開している日本企業にとっては、業績が上振れしやすい」
ということになります。
経済というのはおもしろいので、理論を学ぶのもいいです。
それがなければ「なぜそうなっているか」がわからないからです。
しかし、そんな知識がなくても、
実際に株価や為替がどう動いているかを見ていると、
「マーケットはきわめて感情的で、人間が動かしているんだな」
という思いを強くしてしまいます。
いくらAIといっても、人間がつくりだしたものだからです。
AIが自らディープラーニングして、自分のロジックを組み立て始めるのが西暦何年なのか、定かではありませんが、たとえば、暴落時なんて、人間の感情が一気に表現されるので、面白いなと思っています。
といいつつ、ゴローも35ドルで買っていたブリティッシュアメリカンタバコを一部、31ドルで損切りしてしまったので、ゴローもやはり「人間なのだな」という思いを強くせずにはいられません。
ブリティッシュアメリカンタバコの株価は、現在40.85ドルです。
ゴロー、ビビりすぎだぞ!
Take the Risk or Lose the Chance.
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