Take The Risk or Lose The Chance ゴローのバフェット流米国株式投資術

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【投資の考え方】債券投資 景気循環の中で、景気後退期には債券投資が効果的か?

こんにちは!

バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践するゴローです。

 

さて、今日は景気サイクルの終盤、景気後退期を迎えるにあたっての投資の考え方について、見ていきたいと思います。

 

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安定したリターンを生む債券

ご承知の通り、債券は基本的には「元本保証」されています。

「時価がいくら動こうとも、満期を迎えれば、その額面でお金と利息が戻ってくる」

という金融商品です。

 

それを考えた時、インカムゲインを主たるリターンの源泉として考えている投資家にとっては、債券は有望な投資対象になります。

 

ゴローの知っている限り、一般的な企業が発行する普通社債で米ドル建てだと、年率3%超の利回りが出ています。

 

日本と米ドルの金利差が2.6%~2.7%くらいありますから、日本円を保有する投資家が米ドル建て債券を買うと、償還年数にもよりますが、だいたい3%ちょっとの利回りが得られます。

 

一方、たとえばオーストラリアに住む人が、さきほどの(償還期間が同じもの)の米ドル建て債券を買うと、3.30%くらいの利回りになります。

 

これは、オーストラリアドルという通貨の政策金利が1.50%と、日本の金利よりも高いので、その分だけ米ドルを調達しやすい通貨であることが影響しています。

 

いずれにしても、現在の米ドル建て債券の金利は約3%くらいは保証してくれる、良い投資先だとゴローは考えています。

 

それでは、現在のマクロ経済環境において、債券投資は有望なのでしょうか。

 

金利リスクは十分に織り込まれている

先進国の国債の利回りは、中央銀行の金融政策を十分織り込んでいると考えています。

米国の10年国債の金利は、2019年終盤までにかけては現在よりも多少上昇し、2.80%くらいになるのではないかと予測しています。

これは、米国の景気が意外と強く、景気減速感がまだ出ていないためです。

 

景気サイクルの終盤では株式が債券をアウトパフォームする傾向がある

1990年以降のデータによると、景気サイクル終盤の局面では、企業利益と債務が急拡大します。

 

少し前に、ウォールストリート・ジャーナルや日経新聞で、ドル建て債務が増加しているという報道がありましたが、現在のマクロ経済環境は「景気サイクルの終盤」であることを示している良いデータだと思います。

 

この局面におけるキャッシュに対する平均超過リターンは、米国株式の11%に対して、米国ハイイールド債が4%、投資適格債(格付けがBBB以上の債券)が1%と、散々な結果となっています。

 

したがって、現在のマクロ経済環境では、債券よりも株式に投資した方がリターンが得られやすいでしょう。

 

もし、それでも債券に投資するという場合は、より一段と安全な投資先を選ぶことが重要です。

つまり、企業債務が拡大し続けている企業の債券は避け、格付けの高い優良企業の債券を購入する、ということです。

 

債券投資の長期的な見通し

過去7年間、債券は好調なリターンを生みだしてきました。

しかし、今後数年間は、金融引き締め政策により、そうしたパフォーマンスの再現可能性が極めて低いと考えられます。

ただし、債券投資に魅力がないわけではありません。

 

米国の中長期国債は、長期的にプラスのリターンを生むはず。

米国の5-10年国債は、すでにFRBのすべての利上げサイクルをほぼすべて織り込んでいると見られます。

そのため、景気後退期にはFRBは金利を下げるので、中長期で見た場合は、プラスのリターンを生むはずです。

 

また、日本の投資家の場合は、通貨をドルで保有しておくことで、円安に対するヘッジにもなります。

 

米国の景気が悪くなれば、FRBは金利を下げるので、円高になるかもしれませんが、ドルベースでは、米国の中長期債券の債券価格自体は上昇します。

これは、


「金利が上がれば債券価格が下がり、債券価格が上がれば金利が下がる」

 

という債券の特性によるものです。

 

結果的に、円高はドル建て中長期国債の値上がりによって、相殺されるはずです。

 

値上がりを期待しないのなら、米国債がいいぞ!

 

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