こんにちは!
バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践するゴローです。
さて、昨日の米国株式市場では銀行株やハイテク株を中心に値上がりしましたね。
ゴロー保有のJPモルガンチェースも値がりしていて、ひと安心です。
欧州の銀行については、業績のぱっとしないドイツ銀行とコメルツ銀行の合併協議が進展しているとの報道もあり、世界的に見ても銀行株はおもしろい展開となっています。
コメルツ銀行は3月20日に決算発表を行うことになっています。
何らかのサプライズ発表があるかもしれません。
ゴローも、先日のMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)に引き続き、日本の銀行株に投資しました!
投資先は、SMBC(三井住友フィナンシャルグループ)です。
なぜ、日本株に投資するのか
これは、日本の株式が、世界の株式市場に比べて、「株価の回復が出遅れている」と言われているからです。
実際、S&P500は25887.38ドルまで回復していますが、日本株は依然として21608.92と、確かに回復している感じはないです。
なかでも、銀行株は安すぎて、お金があればいくらでも買ってしまいたくなります。
銘柄名 | PER | PBR | 配当利回り | |
MUFG | 三菱UFJフィナンシャルグループ | 7.80 | 0.46 | 3.84% |
SMBC | 三井住友フィナンシャルグループ | 8.06 | 0.53 | 4.21% |
MIZUHO | みずほフィナンシャルグループ | 54.84 | 0.48 | 4.27% |
ゴローは、この中でMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)と、SMBC(三井住友フィナンシャルグループ)に投資しています。
PERは10倍割れ、PBRは0.50付近、配当利回りは4%付近・・・
いくらなんでも日本を代表する優良企業がこのPER。
だからゴローは買いました。
安すぎませんか?
SMBCは増配を計画中 利益率も高い
配当金が2011年から毎年、継続的に増加し続けてきています。
株主還元に積極的ということですね。
また、今後の資本政策としては、2022年までに配当性向を40%にまで高めることを基本方針として設定しています。
増配が今後も続く、ということです。
配当利回りはどんどん上昇する見込みなのに、この株価。
銀行業界の将来見通しの暗さがこの安さに反映されている、と言い換えることもできます。
しかし、
「日本のメガバンクについては、これらの心配は気にしなくてよい」
というのがゴローの意見です。
SMBCの収益構造の転換
SMBC(三井住友フィナンシャルグループ)の個人投資家向け説明資料によると、2018年度の連結粗利益の収益構造が、2002年と比較してずいぶん異なった割合となっていることが発表されています。
たとえば、「国内の貸出金・預金関連」ビジネスにおいては、2002年度は全体の35%の粗利益を稼いでいたのですが、現在(2018年度)は、たったの15%しか稼いでいません。
その代わりに、「海外ビジネス」や「三井住友銀行以外のグループ会社の利益」の増加によって、現在のSMBC(三井住友フィナンシャルグループ)の利益を稼いでいることがわかります。
「海外ビジネス」においては、2002年度はたったの5%しか稼いでいなかったのが、現在(2018年度)は、全体の19%にまで拡大しています。
「三井住友銀行以外のグループ会社の利益」は、2002年度は全体の18%でしたが、現在(2018年度)は全体の46%にまで急成長しています。
日本国内においては、少子高齢化や都市への人口集中によって、既存店舗が廃止されたり、収益力が落ちていくことが予想されます。
SMBC(三井住友フィナンシャルグループ)は、キャッシュレス決済やクレジットカード決済などの決済サービスも充実させたり、海外展開や銀行以外のグループ会社の収益力を高めることによって、来たるべき未来への対応をしていることがわかります。
これからの時代は、相続や事業承継のニーズが数多くなることが予想されています。
SMBC(三井住友フィナンシャルグループ)は、三井住友銀行本体で、信託業務を取り扱ってもいます。
SMBCはメガバンクの中でもESGスコアが一番高い
日本株にも、ESGスコアが計算されている指数があります。
SMBC(三井住友フィナンシャルグループ)は、組み入れ銘柄のトップページに出てくるほど、ESGスコアが高いということです。
MSCI ESGセレクト・リーダーズ指数の2018年6月付のレポートによると、SMBC(三井住友フィナンシャルグループ)のESG格付けは<A>となっています。
ゴローの大好物である、SDGsへの取り組みが、個人投資家向け説明資料にも記載されています。
SMBC(三井住友フィナンシャルグループ)は、グリーンボンドや再生可能エネルギーへの融資に積極的です。
日本の銀行株は、「未来がない」と言われ、株価も低迷しています。
しかし、ゴローは「未来がない」と判断するにはあまりにも「浅い」と考えています。
銀行の海外展開の加速は、日本の少子高齢化に対応するべく行われている事業です。
銀行業の未来は明るくはなく、株価は上がらなくとも、利益の成長率や配当利回りの上昇によって、投資家は恩恵を受け取れると考えています。
みんな悲観的過ぎるぞ!
Take the Risk or Lose the Chance
★大変励みになります。応援よろしくおねがいします!
ゴローを年間配当100万円に導いてくれた本を紹介します!
こちらの記事もどうぞ!