こんにちは!
バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践するゴローです。
さて、今日は現代の投資家にとって注目度大な「ESG投資」について、気になるニッポンのESGインデックスをリサーチしてみました。
ニッポンの主要ESGインデックスは2種類!
ニッポンのESGインデックスは、リサーチしたところ、
1.MSCI ジャパンESGセレクトリーダーズ指数
2.FTSE Blossom Japan Index
の2つがあります。
「MSCI ジャパンESGセレクトリーダーズ指数」は、米国・ニューヨークに拠点を置くMSCI INC.が開発したベンチマークで、MSCI社はほかにも、MSCI KOKUSAI INDEXやMSCI WORLD INDEXなどのベンチマークを作成しています。
一方、FTSE Blossom Japan Indexは、英国・ロンドンに拠点を置く、ロンドン証券取引所グループPLCの子会社、FTSE INTERNATIONAL LTDが開発したベンチマークで、FTSEが開発したベンチマークはほかにもFTSEグローバル株式インデックス・シリーズなどがあります。
どちらのベンチマークも広く世界の投資家に使用されており、どちらが良いかということではなく、どちらも優秀なベンチマークであるということです。
このベンチマークに採用されている銘柄を個別に買っていっても良いですが、銘柄数も多く大変なので、これらのベンチマークに連動するETFや投資信託を購入するのが手っ取り早いのではないか、と思います。
手数料を節約したい方は、このベンチマークに採用されている銘柄の中から個別に選択して投資してもよいかもしれません。
MSCI ジャパンESGセレクトリーダーズ指数
MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数は、(MSCIジャパンIMIトップ700 指数:時価総額上位700銘柄)構成銘柄の中から、ESG評価に優れた企業を選別して構築される指数です。
構成銘柄は時価総額が大きい企業が名を連ねており、投資に際しても安心感があります。
2018年6月時点での構成銘柄の上位10銘柄はこのとおりです。
MSCI ジャパンESGセレクトリーダーズ指数 トップ10銘柄
英語で書かれてあって、わかりづらいので表に直します。
ランク | 企業名 | ESG格付 | 前回の格付 | ± | ウェイト |
1 | トヨタ自動車 | BB | BB | 4.17% | |
2 | 三菱UFJフィナンシャルグループ | BBB | BB | +1 | 1.96% |
3 | ソニー | AA | A | +1 | 1.57% |
4 | ソフトバンクグループ | BBB | BBB | 1.56% | |
5 | ホンダ | A | A | 1.46% | |
6 | キーエンス | BBB | BBB | 1.42% | |
7 | 三井住友フィナンシャルグループ | A | BBB | +1 | 1.39% |
8 | ファナック | BB | BB | +1 | 1.20% |
9 | KDDI | AAA | AAA | 1.18% | |
10 | 任天堂 | A | BBB | +1 |
1.15% |
名だたる企業ですね。
投資初心者の方も、これらの企業群をインデックスに組み込んだETFであれば、投資の安心感につながると思います。
MSCI ジャパンESGセレクトリーダーズ指数に連動するETF
MSCIジャパンESGセレクトリーダーズ指数に連動するETFは「ダイワ上場投信-MSCIセレクトリーダーズ指数」があります。
運用成績としては、ベンチマークとほぼ連動していますが、若干、ダイワ上場投信の方が成績が良いようです。
信託報酬も0.162%(税抜き0.150%)と、良心的なコストですね。
FTSE Blossom Japan Index
FTSE Blossom Japan Indexは、約750社のESGパフォーマンスを評価し、潜在的なESGリスクも含めて構成銘柄を決定しています。
FTSE Blossom Japan Index | FTSE Russell
こちらのベンチマークも優良企業が名を連ねており、投資の際の基準として十分であると言えます。
FTSE Blossom Japan Indexの構成銘柄トップ10は次のとおりです。
FTSE Blossom Japan Indexの構成銘柄 トップ10
MSCIジャパンESGセレクトリーダーズ指数には入っていなかった武田薬品工業やセブン&アイホールディングスが入っています。
ベンチマークの設定会社が異なれば、採用される企業(ウェイト)も異なるということですね。
FTSE Blossom Japan Indexに連動するETF
FTSE Blossom Japan Indexに連動するETFとしては、アセットマネジメントOneの「One ETF ESG」があります。
アセットマネジメントOneの「One ETF ESG」についても、ベンチマークとなるFTSE Blossom Japan Indexよりも多少、運用成績が良いようです。
信託報酬は0.1404%(税抜き0.13%)と、こちらの方がさきほどの「ダイワ上場投信」よりもコストが安いですね。
ESG投資の選択
長期的に見た場合、環境問題やコンプライアンスの問題は株式投資を行う上で、さらに重要度を増していくはずです。
その潮流に、現段階で乗っておけば、投資家にとっても、企業にとっても、良いことだと思います。
個人的には、
2つのベンチマークに両方とも組み入れられている銘柄を購入するという方法もあると思います。
よくあるESG投資の手法として、「ESGベンチマークに組み入れられたら投資する」方法や、「ESGスコアが上がったら投資する」方法などがあります。
株価が大きく下落することは、今後も何度かあるでしょう。
そんなときに、大きく買って、あとはバイ&ホールドで持ち続け、配当再投資で寝かせておこうと思っています。
ESG投資で環境にやさしい企業を応援しよう!
Take the Risk or Lose the Chance
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