こんにちは!
バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践しているゴローです。
さくらの季節も過ぎていく、散るさくらにおセンチになりがちなゴローですが、今日は時間がとれたので、久しぶりにブログを更新したいと思います。
世界の投資の潮流はSDGsの実現にあるのか
株式投資のリターンを考える上で重要なのは、世界の投資家のバックグラウンドを知ることが重要だと考えます。
たとえば、世界の投資家がPERだけを重視しているのであれば、利益成長率が高い企業の株式を買うことで、将来の1株利益が増加したとき、おのずと株価にも反映されるので、株価は過去に買ったときよりも値上がりしている確率が高いでしょう。
しかし、世の中はそう単純ではありません。
PERだけ見てればいいのであれば、誰でもマーケットで勝てることになってしまいますし、実際、そんなことにはなっていません。
PBRやPCFR、配当利回りも重要ですし、S&Pなどの格付け機関が行う格付けも重要です。
カントリーリスクを下げたいのであれば、中国株式よりは米国株式に投資した方が良いでしょう。
マクロ経済においては、今後、景気が後退すると見込まれるのであれば株式よりも債券に投資した方が、元本割れのリスクは下がるはずです。
なぜなら、不況下では中央銀行は金利を下げるので、債券価格は上昇することになるからです。
このように、一般的に考えられることだけで見ても数多くの選択肢があります。
そして、それらをすべて網羅的に考えてみても、マーケットはその予想通りには動いてはくれないものです。
もし、その予想通りに動いてくれるのであれば、証券会社や信託銀行など、投資にかんする業務を行い、その未来予想のレポートを書いている企業であれば、赤字になることなどありえないからです。
もしそんな未来予想が簡単にできるのなら、そもそもウォーレン・バフェットは「投資の神様」とは呼ばれないでしょう。
これまでの世界は、一般的には、「ベビーブーマー世代」が牽引してきました。
彼らの退職金や老後の生活のための資金を、彼らが拠出してきたからです。
これからの世界は、「ミレニアル世代」が鍵を握ります。
彼らは、以前の世代と異なる価値観で動いているようです。
それが顕著にみられるのが、
ビジネスの目的
です。
2018年のHSBCプライベートバンクのリサーチによると、35歳以下のミレニアル世代の起業家のうち、利益追求よりも、環境保護や社会への貢献を行うことを目的として事業を立ち上げた割合が24%に達することがわかったそうです。
55歳以上の起業家では、この割合は10%に過ぎませんでした。
つまり、
これまでの投資家の価値観と、これからの投資家の価値観は大きく異なっている
ということです。
ミレニアル世代の投資家たちは、
利益が出ていなくても、環境保護や社会貢献をしている企業を選んで投資する確率が高い
ということが言えそうです。
これはまさに、ESG投資を通じてSGDsを実現する流れに向かっている、と考えてもよいのではないでしょうか。
マイクロソフト ゼロ炭素電力購入へ
そんな中、ESGスコアの高い企業がさらなる高みに向かって動き始めました。
マイクロソフトです。
マイクロソフト、ワシントン州PUDとゼロ炭素電力購入で合意
マイクロソフトは12日、米ワシントン州シェラン郡の公共事業管轄区(PUD)から電力の供給を受ける5年契約を締結したと明らかにした。ピュージェット湾にある本社向けにPUDからゼロ炭素電力を調達する。PUDは3つのダムで水力発電を手掛けている。マイクロソフトによると、同社への送電はカナダのパワーレックス(ブリティッシュコロンビア州バンクーバー)が担う。マイクロソフトはワシントン州の風力発電や太陽光発電電力についても、購入契約の最終段階に入っており、5年以内の導入を見込んでいると明らかにした。
マイクロソフトの取り組みは、CO2を排出しない電力を使うことで、地球温暖化を防止しようということなのだと思います。
もともとマイクロソフトは、環境保護に対して積極的でしたが、環境に対するリーダーシップをとっている、とも言えると思います。
マイクロソフトの株価 10年チャート
2010年に投資していたら、株価は6倍です。
当時でさえ十分有名な巨大企業であったわけですから、大型株だからといって上昇余地が少ないわけではないことの証明をしてくれていると思います。
マイクロソフトはESG投資のお手本だな!
Take the Risk or Lose the Chance.
Enjoy Life, Freedom.
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