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FP資格は取って意味があるのか?ないのか?? どっちだ!?

こんにちは!
FIREを目指して航海中のゴローです。

 

資格試験の学習を進めていると、さまざまな雑念が入ってきます。

「FP資格は意味がない」

「FP資格は使えない」

・・・などなど。

 

そこで、ゴローがFP資格について、考えてみました!!

 

 

FP資格は取って意味があるのか?ないのか?? どっちだ!?

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巷で人気のFP資格。

資格試験の受験人数も右肩あがりで伸びてきています。

 

ファイナンシャル・プランニング技能士2級 受験データ

学科試験受験者 学科試験合格者 合格率(%)
2020年 1月 17,613 7,379 41.90%
2019年 9月 16,023 6,955 43.41%
2019年 5月 14,487 5,894 40.68%
2019年 1月 16,852 6,806 40.39%
2018年 9月 14,880 5,458 36.68%
2018年 5月 13,278 5,251 39.55%
2018年 1月 15,761 6,645 42.16%
2017年 9月 14,203 6,251 44.01%
2017年 5月 12,427 4,483 36.07%
2017年 1月 16,123 6,346 39.36%
2016年 9月 13,285 4,979 37.48%
2016年 5月 12,113 4,754 39.25%
2016年 1月 12,887 4,160 32.28%

 

・日本FP協会HPより

FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ | 日本FP協会

 

 


 

こんなに人気のあるFP資格。

なぜ人気があるのか。

ゴローが考えるに、FP資格の知名度が関係しているのかもしれません。

某資格の学校がFP資格の口座をテレビでCMしてたりしますもんね。

 

実際、ゴローもFP資格の学習をしています。

学習するメリットは、やはり「家計管理」に対してしっかりした知識を持つことができることでしょうか。

 

「家計管理」というとわかりにくいですが、

企業であれば、将来3~5年の経営計画を「中期計画」と言ってIR等で公開していますが、その家計版といったところです。

 

家計の将来にかかる費用を予測し、住宅購入やお子さんの大学進学など、大きい資金のかかるライフイベントに対して、うまく住宅ローンを借りたり、貯金するなどして家計を守る、という知識が身につくと思います。

 

何十年も先の将来のことはわかりません。

しかし、資金的なスケジュールが立てられるのは、老後破綻しないためにも重要な、生きる知恵だと思います。

 

デメリットは、金融業界(銀行・証券・保険)以外では、転職が有利になるとか、昇進に有利になるなどには影響しないというところでしょうか。

金融業界(銀行・証券・保険)では、FP資格の上級資格である1級FPやCFPは、かなりの認知度です。

難易度もよく知られているので、金融機関の富裕層向けプライベートバンカーなどは、1級FPやCFPを応募の要件にしているケースもあり、転職サイトを見ても破格の条件で募集されていて、年収は1000万円前後と高めに設定されています。

 

資格の価値という意味では、銀行のIRでも、中小企業診断士や社会保険労務士合格者とともに、1級FP合格者数やCFP合格者数を公開してますよね。

 

ゴローの場合、財務として働いていますから、金融業界と近いところにはいます。

金融商品の投資で言えば、バイサイドのアナリストとも言えます。

投資判断を行う際には、「金融資産運用設計」の学習が生きてきます。

 

また、経理として働く場合でも、企業が契約する保険の会計処理や、従業員の所得税の取り扱い、実物投資(不動産や航空機投資など)もされている企業であればその知識も生きてきます。

要はビジネスに対応する考え方を身につけられるかどうかですよね。

何も知らない状態で投資案件や会計処理を行うよりも、判断基準がしっかりしてきます。

 

ゴローとしては、FP資格(特に上級資格である1級FPやCFP)は、家計面でも職業面でも、取る価値のある資格であると考えます。

 

 

 

FP資格の価値

 「ファイナンシャル・プランナー」と聞くと、保険業界を思い浮かべますよね。

よく名刺に「〇級ファイナンシャル・プランニング技能士」とか「CFP」とか印刷されてます。

FP資格というのは、試験で問われる内容に「保険」もありますから、確かに保険業界の方が資格取得するのは効果的だと思います。

1級FPやCFPを取得していると、「かなり学習した方なんだな」と思えますから、信頼度もアップするとかしないとか・・・

 

 FP資格試験で問われる内容

(1)金融資産運用設計

(2)不動産運用設計

(3)ライフプランニング・リタイヤメントプランニング

(4)リスクと保険

(5)タックスプランニング

(6)相続・事業承継設計

 

6科目ありますから、学習し、試験をクリアするということの価値については、それなりにあると思います。

といっても、2級FPであれば、会社に無理やり取らされるパターンもあるので、そこまで難易度は高くありません。

2級FPですと、だいたい40%くらいの合格率です。

なんとなく、難しそうには見えませんよね。

 

1級FPやCFPになってくると、様子がだいぶ変わってきます。

ゴローも2級まではすんなり合格できたのですが、最初に1級FPやCFPの過去問題を見た時、ほぼわからず困り果てました。

 

簡単には取れない資格ですので、そのレベルになってくると、価値は高くなると考えています。

 

 FP資格、合格への道

とはいえ、何事もはじめの一歩から。

多くの方が3級FPからスタートすることになると思います。

 それは、2級FPには受験資格が必要だからです。

 

 3級FPの受験資格

・ありません。誰でも受験できます。

3級FPの受験料

等級 受験種類 受験料
3級 学科と実技 6,000円
学科 3,000円
実技 3,000円

 

2級FPの受験資格

・3級FPの合格者

・FP業務の実務経験が2年以上ある方

・日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した方

・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者

 2級FPの受験料

等級 受験種類 受験料
2級 学科と実技 8,700円
学科 4,200円
実技 4,500円

 

 

FP業務の実務経験がある方は比較的限られるでしょうから、3級をとばして2級から受験したい場合は「日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了」することになります。

さまざまな機関がAFP認定研修を実施していますが、2級合格前のAFP認定研修は安くても2万円はしますので、そこを高いとみるか、安いとみるか、でしょうか。

(2級合格後にAFP認定研修を修了する場合は1万円くらいで修了できます)

 

AFP認定研修といっても、ネット上でカリキュラムが組まれており、ネット上のテキストと、それに対応するミニテストをクリアすれば良いです。

加えて、ライフプラン表の作成がAFP認定の修了要件となっており、このライフプラン表の作成がおもしろいのです。

これをクリアできれば、AFP認定研修をクリアできます。

 

個人的には、3級FP、2級FPともに試験回数は年に3回、開催されていますので、スピード感的には「3級合格⇒2級合格」の取り方でいいのではないかと思います。

 

2級合格後、CFP受験のためにAFP認定研修を受けないといけない、という方は、「2級合格前にAFP認定研修を受けてから、3級受験をとばして2級受験、合格後すぐにAFP登録。」という流れでもよいと思います。

AFP認定研修を2級合格の前に終了するか、後に終了するかの違いですので。

ただ、合格後の方が費用は安上がりです。

 

AFP認定研修の費用

・2級合格前のAFP認定研修 だいたい2万円超

・2級合格後のAFP認定研修 だいたい1万円超

 

 

金融系最難関、1級ファイナンシャル・プランニング技能士とCFP

2級FPまでクリアできれば、あとは金融系最難関の1級FPとCFPです。

ここまで取れれば、金融系の企業で働くビジネスマンは高い評価を得られると思います。

 

1級FPの受験資格

学科試験

・2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者

・FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者

・厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者

 

実技試験

・1級学科試験の合格者

・「FP養成コース」修了者でFP業務に関し1年以上の実務経験を有する者

・日本FP協会のCFP認定者

・日本FP協会のCFP資格審査試験の合格者

 

きんざいHPより 

受検資格と申請方法 | 一般社団法人 金融財政事情研究会

 

 

 

1級FPとなると、受験資格が厳しくなってきます。

1級FPの学科試験を受けたい場合、FP業務の実務経験が無い方は、CFP資格試験合格後に学科試験免除をつかって1級FPの実技試験を受験することになります。

 

 

1級FPの受験料

等級 受験種類 科目 受験料
1級 学科(きんざい) - 8,900円
実技(きんざい) 資産相談業務 25,000円
実技(FP協会) 資産設計提案業務 20,000円

※1級学科はきんざい<(社)金融財政事情研究会>のみ実施。

 

 

CFPの受験資格

・AFPであること

・協会が認定する大学院で所定の課程(プログラムに対応する科目群)の単位を取得した場合、受験資格があります。 ただし、この受験資格及び課目合格は、課程修了後7年以内に6課目すべてに合格しない場合には、失効となります。

CFPの受験料

等級 受験種類 受験料
CFP 1科目 5,400円
2科目 9,720円
3科目 14,040円
4科目 18,360円
5科目 22,680円
6科目 27,000円

 

 

両方のFP資格を取りたい場合は「CFPルート」と呼ばれる、AFP認定された後、CFP資格試験6科目の合格を勝ち取る方向で考えましょう。

CFP資格試験の6科目をクリアできれば、1級FP試験の学科試験が免除になるためです。

 

CFPは特に要らない、という方は1級FP試験を受験しましょう。

ただし、1級FP(学科)の合格率は約10%と、かなり低めに設定されています。

試験範囲はCFPと同じですが、重箱の隅をつつくような難問が多いことが特徴です。

6科目一括で受験することになり、そこがCFPとの違いです。

苦手科目がある場合でも、他の科目で大きく得点できれば、苦手科目は苦手科目のままでOKです。

(金融を苦手とする受験生が多い印象です。)

 

CFPは1科目ずつ受験でき、AFPでいる限り科目合格は永久に有効です。

ただし、各科目ごとに合否判定が出るため、苦手科目を放置できないことがネックです。

どの科目も、合格水準にまで引き上げる必要があるためです。

 

苦手科目も克服し、科目合格(または6科目一括合格)を積み上げてCFPになるか。

1級の学科を克服するか。

いずれかの道を選択することになります。

 

 

維持コストから見る1級FPとCFP

1級FPとCFP。

どちらが社会的評価が高いのでしょうか。

正直なところ、「どっちでもいい」というところではないでしょうか。

試験レベルも同じくらいで、有資格者だけに許された独占業務もなく、名称独占資格ですから。

そこまでこの資格を神聖視はしなくても良いかと思います。

 

ただ、1級FPは合格すれば永久に有効で、維持費もかかりません。

CFPは2年間のあいだ有効で、そのあいだに30単位の単位を修得しなければなりません。

また、FP協会の会費12,000円と、CFP登録料8,000が毎年かかります。

 

AFP、CFPの年会費

等級 年会費 CFP会費
AFP 12,000円 -
CFP 12,000円 8,000円

 

 このほかに、資格更新要件の単位取得のため、AFPであれば3,000円程度、CFPであれば7,000円程度の単位取得費用がかかります。

合計すると、CFPを維持するためには、1年あたり24,000円ほど、かかることになります。

 

 資格の価値に優劣がなく、社会的評価も同じであれば、コストがかかるCFPを維持する必要性は低いかもしれません。

 

(資格手当が出る会社もありますから、もしもの時のために維持することも考えておいても良いかもしれませんが)

 

 FP資格をとる意味とは。

 ゴローは学習の時間がそれほど取れないことから、CFPルートを選択しました。

各科目を集中的に学習することで、「高度な金融知識を身につけることができているな」と感じます。

 各科目だけで学習していると、わからないことも多いのですが、6科目全部を学習すると、各科目の関連性や、意味がわかってきます。

それもCFP試験の学習の楽しみでもあります。

 

永らく論争の種となっている「持ち家か賃貸か」に対する自分の家族の価値観と照らし合わせて自分はどうするか。とか。

老後2000万円問題はどうするか。とか。

家計に関するいろいろなテーマに対し、自分のライフプラン表を作成してみたり。

 

解決策を持てるようになるんです。

もちろん、想定通りに物事は進まないかもしれません。

でも、何のプランもなく人生を生きること、このことに対する恐怖感がいまさらながら出てきています。

 

FP資格が人気なのも、そうした背景があるのかもしれません。

将来、日本の年金制度がどうなるかわからない中で、しっかりとした金融教育を「資格試験」という形で実現できているという意味では、FP資格は価値のある資格なのではないでしょうか。

 

 

FIREもまずは、自らのライフプランをつくることから。

 

Take the Risk or Lose the Chance.
Enjoy Life, Freedom.
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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