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大統領選と為替:円安に向かう可能性

こんにちは!

米国雇用統計が発表され、円高方向になってきていますね。

 

今回の結果と、今後の為替の方向性、そして大統領選まで、現在の見解を述べておきます。

結論から言うと、私は「2024年は再び円安となる」と考えています!

 

 

8月米国雇用統計と今後のドル円の方向性

8月のアメリカの雇用統計は、市場予想を下回る結果となったものの、失業率が5か月ぶりに改善した点に注目できます。このデータから、アメリカ経済が依然として強い基盤を持っていると解釈することが可能です。以下は、円安方向に向かう要因として考えられる強気な意見です。

 

1. アメリカ経済の強さ

雇用者数の増加ペースは鈍化したものの、失業率の改善は、アメリカ経済が安定している兆候と捉えられます。特に、労働市場が堅調であれば、アメリカ連邦準備制度(FRB)が金利を引き上げ、もしくは高い水準に維持する可能性が高まります。高金利は、ドルの金利差優位を維持し、ドルが他通貨に対して強くなる傾向があります。

 

2. FRBの金融政策

アメリカのインフレ抑制のためにFRBが利上げを継続または金利を高水準に維持する可能性があるため、円との金利差がさらに拡大する可能性があります。日本銀行は依然として緩和的な金融政策を続けており、金利差が拡大すれば、ドルに対する円安圧力が強まります。

 

3. リスク回避のドル買い

世界同時株安や経済の不確実性が続いている場合、投資家は安全資産としてのドルに資金を移動させる傾向があります。この場合、リスク回避の動きがドル買い・円売りを促進し、円安の圧力をさらに高める可能性があります。

 

以上の理由から、円安方向に動く可能性は高いと考えられます。アメリカの労働市場の強さや金利差の拡大、リスク回避の動きはドル高・円安を支える要因となるでしょう。

 

それでは、11月の大統領選についてはどうでしょうか。

カマラ・ハリス候補とドナルド・トランプ候補、どちらの候補がドル円を円安に導くのでしょうか。

 

2024年11月の米国大統領選

2024年の米大統領選挙において、カマラ・ハリス候補とドナルド・トランプ候補のどちらが大統領になるかで、経済政策や外交政策が大きく異なり、それが円安・円高に与える影響も変わってきます。以下に、両者が大統領に就任した場合の円安シナリオを検討します。

 

 1. トランプ候補が大統領に当選した場合

トランプ前大統領の政策には、財政拡大と規制緩和、そしてアメリカ第一主義が大きく反映されています。彼が再選された場合、次の要因が円安を引き起こす可能性があります。

 

財政拡大と減税政策

トランプ氏の過去の政策を見ると、大規模な減税やインフラ投資を行う可能性が高いです。これにより、アメリカ経済が短期的には刺激され、景気が強化されるため、FRBが利上げを継続する可能性があります。これに伴い、ドル高が進行し、相対的に円安圧力が強まる可能性があります。

 

貿易政策の不確実性

トランプ氏は以前、中国などとの貿易戦争を展開しました。再選されれば、新たな貿易摩擦が発生する可能性があります。この場合、リスク回避のドル買いが進み、円売りが促進される可能性があります。

 

ドル高政策への支持

トランプ政権時にはしばしばドル高の傾向が見られました。彼が再度大統領に就任すれば、強いドルを目指す可能性があり、これも円安を促す要因となるでしょう。

 

2. ハリス候補が大統領に当選した場合

カマラ・ハリス候補は、バイデン政権の継続的な政策を踏襲する可能性が高いです。彼女が当選した場合、次のようなシナリオが考えられます。

財政政策の引き締め

バイデン政権下で実施された大規模な財政支出は、将来的に縮小される可能性があり、ハリス氏が大統領になれば、財政健全化が進む可能性があります。これにより、アメリカ経済の成長が鈍化し、FRBが利上げを抑えることで、ドル安・円高方向に動く可能性があります。

 

国際協調と貿易摩擦の緩和

ハリス氏はバイデン政権の路線を継続することで、貿易摩擦の回避や国際協調を重視する可能性が高いです。これにより、リスク回避的なドル買いが減少し、円安圧力は弱まる可能性があります。

 

ドル安政策の可能性

ハリス氏の政策は、バイデン政権同様に、経済の安定成長や格差是正を重視するため、トランプ氏ほどの強いドル政策は取らない可能性があります。これにより、円高方向の圧力が高まることが考えられます。

 

総括:円安方向の影響が強いのはトランプ候補の場合

トランプ氏が大統領に再選された場合、財政拡大、貿易摩擦、ドル高志向などの政策が円安を促進する可能性が高いと考えられます。一方で、ハリス氏が当選すれば、バイデン政権の継続的な政策により、円高圧力が高まる可能性があると見られます。

したがって、円安を促すシナリオがより強いのは、トランプ候補が大統領に当選した場合と言えるでしょう。

 

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