こんにちは!
バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践するゴローです。
老後の準備、されていますか?
私たち若い世代は、50 代、60 代の人たちと比べて圧倒的に不利な点があります。
それは「年金」です。
今(2019 年)は65 歳から年金が支給されます。
しかし、私たちの世代が65 歳になるころ、今と変わらず65 歳から年金が支給されるのでしょうか。
既に、70 歳からの支給開始の議論も出始める中、私たちの定年は70 歳になっているのかもしれませ ん。
それを考えてみたら、サラリーマンとして長く働くことについて疑問を持つ方の場合は、「50 歳、い や60 歳までにはリタイヤしておきたい」と考えるのも当然かもしれません。
今回はそのiDeCo(イデコ)の話題です。
iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)とは
iDeCo は、公的年金にプラスして受け取ることができる年金制度です。
もちろん、タダで年金が受け取れるわけではありません。
退職する前までに一定年数、一定額を積立投資する必要があります。
公的年金も私たちの給料から年金保険料を徴収し、GPIF が運用し、年金支給していますが、 「iDeCo:個人型確定拠出年金」は自分で運用すべき投資信託などを選択して運用し、退職後に年金を 受け取ることになる制度です。
その受取額は、選択した投資信託などの運用成績によって変わってきます。
運用成績が良ければ積立額よりも多く支給されますし、運用成績が悪ければ積立額よりも少なくしか 支給されません。
注意点は以下、
・iDeCo は、原則、60 歳までの途中引き出しや脱退はできません。
・運用商品は、自分で選択する必要があります。
・加入から受け取りが完了するまでの間、手数料がかかります。
・60 歳時点で運用期間が10 年に満たない場合、段階的に最高65 歳まで受け取り開始が遅くなります。
iDeCo に加入しようという方は、基本的に若い世代の人たちでしょうから、
4 番目の注意点、「運用期 間が10 年に満たない場合」というケースは考えなくても良いでしょう。
また、長期の積立投資ですから、1 番目の注意点「60 歳まで途中解約できない」ということも特に問 題にはならないでしょう。
問題となるのは、「運用商品は自分で選択する必要がある」という点と、
「加入から受け取り(退職 して受け取る時)までのあいだ、手数料がかかる」という点だと思います。
それでは、
どの投資信託を選択すればよいのでしょうか。
手数料を減らす方法は無いのでしょうか。
その疑問にお答えします。
どの投資信託を選択するか
これについては、一般的な年金資産の運用手法を参考に投資ファンドを選択してみる のも良いかもしれません。
もちろん、その選択には、「どの程度の期待運用収益率を求めるか」、にもよります。
もちろん、期待運用収益率が高ければ高いほど、ボラティリティが上昇しますので元本既毀損のリス クは高まります。
iDeCo は自分年金ですから、あまりリスクの高い商品設計にはしない方が良いと思います。
これからご紹介するプランは、実際にゴローが某信託銀行から提案を受けた内容です。
PLAN1:期待運用収益5.82%、標準偏差10.98
(標準偏差は高い方がリスク(標準偏差)が高くなります)
PLAN1 | |
期待運用収益率 | 5.82% |
標準偏差 | 10.98 |
資産 | 資産比率(%) |
国内株式 | 20% |
国内債券 | 20% |
外国株式 | 20% |
外国債券 | 10% |
J-REIT | 10% |
Global-REIT | 10% |
ヘッジファンド | 10% |
TOTAL | 100.00% |
PLAN2:期待運用収益率6.80%、標準偏差13.17
PLAN2 | |
期待運用収益率 | 6.80% |
標準偏差 | 13.17 |
資産 | 資産比率(%) |
国内株式 | 25% |
国内債券 | 0% |
外国株式 | 25% |
外国債券 | 10% |
J-REIT | 10% |
Global-REIT | 10% |
ヘッジファンド | 20% |
TOTAL | 100.00% |
PLAN3:期待運用収益率7.33%、標準偏差14.46
PLAN3 | |
期待運用収益率 | 7.33% |
標準偏差 | 14.46 |
資産 | 資産比率(%) |
国内株式 | 30% |
国内債券 | 0% |
外国株式 | 30% |
外国債券 | 10% |
J-REIT | 10% |
Global-REIT | 10% |
ヘッジファンド | 10% |
TOTAL | 100.00% |
上記の3 プランで見てみると、期待運用収益率が高いプランほど、国内株式・外国株式の割合が増加 し、標準偏差が高くなっています。
つまり、ボラティリティが高いので、元本毀損リスクが高くなる、 ということです。
これは、実際にiDeCo を始める投資家様が、どこまでならリスクを取ってよいか、によると思います。
基本的にはどのプランを選択したとしても、マーケットが上下しても、分散投資されたポートフォリ オですから、リスクを下げることができると思います。
ゴローが今回ご紹介するのは、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントのiDeCo です。
運用商品も投資目的に応じて16 本用意されており、上記のPLAN1~3 の組み合わせに近いファンドを 選択することができます。
・元本確保型(1 本)
・国内株式(2 本)
・先進国株式(2 本)※外国株式です。
・国内債券(2 本)
・先進国債券(2 本)※外国債券です。
・バランス(2 本)
・ターゲットイヤー(3 本)
・REIT(2 本)※J-REIT、GLOBAL-REIT があります。
バランスファンドやターゲットイヤーを選択してもよいのですが、
これらのファンドにはREIT が含ま れていないので、上記PLAN1~3 を実現できなくなってしまいます。
ですので、自分で「国内株式」、「先進国株式」、「国内債券」、「先進国債券」、「REIT」、の5 つの分類の割合を決めて、投資する方法がよいかと思います。
なるべく、経費率の低い投資信託を選択しましょう。
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントのiDeCo 口座をの手数料
iDeCo は、口座の維持に毎月、手数料がかかります。
iDeCo の手数料がかかるタイミングと金額
iDeCo 申し込み時・・・国民年金基金連合会に対し、2,777 円支払う必要があります。
iDeCo 運用期間中・・・毎月167 円+α がかかります。
(国民年金基金連合会=103 円、事務委託先金融機関=64 円)
α の部分は、運用資産金額と毎月の掛け金額によって変わります。
月額口座管理料(αの部分) ※消費税込みの月額です。 | ||||
資産残高(月末辞典) | ||||
100万円未満 | 100万円以上200万円未満 | 200万円以上 | ||
掛け金 | 1万円未満 | 324 | 140 | 0 |
1万円以上万円未満 | 140 | 0 | 0 | |
2万円以上 | 0 | 0 | 0 |
iDeCoのメリット=節税メリットで年率20%のリターンが見込める!
さて、iDeCo を始める意味があるのかどうか、ですが、ゴローは「ある」と考えています。
それは、投資金額に対して所得税が還付されるからです。
「いくら還付されるか」は、年収や企業がどんな年金制度を採用しているか、などが影響しますから、 まずはシミュレーションしてみるのがオススメです。
みずほ銀行のホームページで、自分の年齢(積立期間を計算)や年収、毎月の積立額を入力するだけ で、節税メリットや退職時の運用総額が把握できます。
https://www.dcnenkin.jp/tax/
ゴローの場合、年収X00 万円で毎月12,000 円を積み立てていますから、
この条件でシミュレーショ ンしてみると、なんと毎年28,800 円の所得税が還付される計算になりました。
これは、年間の投資総額144,000 円(12,000 円×12 か月)に対し、年率20%のリターンが確実な 投資、ということになります。
もし仮に、これに評価益が年率3%であればトータルリターンは23%(!)です。
投資金額は少額ですが、リターンは所得税の還付がある分、高率になっています。
(もしも、住宅ローン控除を受けている方がいれば、このリターンは保証できません。おそらく、住 宅ローン減税分で所得税還付分が全額賄われるためです。)
ゴローの場合、
60 歳時点で500 万円程度の運用資産額になりますから、ポートフォリオの中でiDeCo 投資部分が500 万円を占めることになり、長期で見れば時間分散でバランスが取れ、投資対象も世界 に分散された投資をしていることになります。
また、その投資のリターンは年率20%なのです。
これは「今すぐ始めなければならない」と思える程、魅力的な投資案件です。
さらに良いことに、運用益(キャピタルゲイン)に対しては通常、20%の税金がかかりますが、 iDeCo の場合、それもかかりません。
老後の準備を考えるなら、iDeCo はとても良い制度だと思います。
一度、iDeCoを検討してみよう!
Take the risk or Lose the chance.
★大変励みになります。応援よろしくおねがいします!