こんにちは!
ゴローです。
今日は一段と寒く、なかなか外出もしづらい気温でしたね。
ゴローも今年一年を振り返る(パフォーマンスがよくないので振り返りたくは無いですが)時期が近づいてきています。
お、恐ろしい・・・
正直なところ、自分のとっているスタンスである「フォーカス投資」が間違っているような気がしてなりません。
「フォーカス投資」は、うまく行くときもあれば、うまく行かない時もあります。
しかし、暴落に巻き込まれ、パフォーマンスが最悪の状態であると尚更、「自分が間違っているのでは」と考えてしまうものです。
●TOPIX 1年チャート(参考)
昨日も、ブリティッシュアメリカンタバコの2018年度の業績見通しがかなり良好だったので、個人的には安堵したのですが、今日のプレマーケットを見てみると、なんと33ドル割れも目前の株価に、唖然としてしまいました。
業績見通しが良いのに株価が下がるということは、ブリティッシュアメリカンタバコに対するマーケットのセンチメントが極めて弱気であるということです。
年率6%も成長する企業の株価が今年1年で50%OFFのバーゲンセールというのは理解に苦しむところです。
ゴローとしては、マーケットのコンセンサスに逆行しようとして下落中のブリティッシュアメリカンタバコに投資したわけではなく、単純に優良銘柄であるため投資したのですが、米国のメンソールタバコの禁止案と、ブレグジットの見通しも従来の「ソフトランディング」から「ハードランディング」へと見通しが変わる中で、英国に本拠を置くブリティッシュアメリカンタバコも先行き不透明ということで、叩き売られているのかもしれません。
何にしても、マーケットの動きは予測不可能ということです。
そうなると、やはり15銘柄程度に分散投資するのが良いのかもしれない、などと考えてしまいます。
いや、実際、リスクを下げたいのであれば間違いなくそうするべきです。
ゴローのように「フォーカス」すると、失敗だと分かった時に取り返しのつかない状態になっているかもしれません。
ゴローはバフェットのようになりたいですが、バフェットではありません。
十分に分析したつもりでも、まだまだ見落としがあるのかもしれません。
ソクラテスの「無知の知」は、
- 「あきらかに知っているとわかっていること」
- 「知らないということがわかっていること」
- 「知らないということすらわかっていないこと(認識の範囲外のこと)」
の3つの視点で理解されると思っています。
この3つ目、「知らないということすらわかっていないこと(認識の範囲外のこと)」に、株価の上昇・下落要因として多大な影響を与えるものがあった場合、これはずいぶんマズイことになると思います。
特に、「株価下落」の要因である場合には、尚更です。
ブリティッシュアメリカンタバコについては、個人的には「十分」調べたつもりです。
しかし、最近のブリティッシュアメリカンタバコの値動きを見ていて思うことは、
「十分ではなかったのかもしれない」
「まだ調べて切れていないことがあるのかもしれない」
といった、不安材料ばかりです。
ゴローとしては、たとえ米国でメンソールタバコ禁止案が実行され、ブリティッシュアメリカンタバコの売上が今より20%下落し、配当も20%減配してもまだ、配当利回りは5%を超えている・・・と判断したから投資したのですが、現在の株価でそれでもまだ「高い」のでしょうか。
アフリカでもホワイト企業のひとつであり、アフリカの人口増加とともにブリティッシュアメリカンタバコのマーケット自体も伸びていく、魅力的な事業を展開している。
それでもまだ「高い」のでしょうか。
わかりません。
思うに、下落している銘柄に投資する投資家の気持ちは、きっとこういうものなのでしょう。
「まだ下がるかもしれない」という不安。
「もう上がらないかもしれない」という絶望。
こういう状態でもホールドし続けるというのは、もはや自分の投資スタンスや調査を「信頼する」という精神論にしかならないような気がします。
保有している株式が暴落していると、定期的に出してくれる配当が気持ちを救ってくれますけども。
ゴローにとって、2018年は結果の出ていない「フォーカス投資」ですが、投資スタイルの変更も考慮しつつ、まだまだ不勉強なところがあるので、時間を見つけて勉強していきたいと考えています。
Take the risk or Lose the chance.