こんにちは!
バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践しているゴローです。
さて、今日は「投資の考え方」についてです。
投資海賊ゴローのはるかなる航海の目的は、経済的自由の確立と、
まだ見ぬひとつなぎの財宝「SDGS」をこの世界から探し出すことです。
「SDGS」とは、いったい何なのでしょうか。
この人生を賭けて危険な船旅に出るという、「SGDS」はそこまでして探す価値のあるものなのでしょうか。
みなさんも疑問に思うだろうと思って、ペンを走らせました。
今日もゴローは、「ミリオン・ダラー号」の船長として、世界の海を航海しているのです。
SDGの目的とは
2015年9月、国連は我々の世界を変えるための経済開発目標を設定しました。
SDGs(SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALs:持続可能な開発目標)と呼ばれる、2015年9月の国連サミットで採択された、2030年を期限とする国際目標のことです。
「地球上の誰ひとりとして、取り残さない」
を目的とし、150を超える国々の首相が集まり、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択しました。
SDGSは、17つの目標から構成されています。
SDGS 持続可能な開発目標リスト
- あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
- 飢餓を終わらせ、食糧安全保障および栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する
- あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
- すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
- ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う
- すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
- すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
- 包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
- 強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
- 各国内及び各国間の不平等を是正する
- 包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
- 持続可能な生産消費形態を確保する
- 気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
- 持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
- 陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠
化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する - 持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
- 持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
国連は、上記の17つの目標を2030年までに達成しようとしています。
日本政府はSGDs達成に向けた取り組みを推進 経団連も
SDGsの主な特徴としては、途上国のみならず先進国を含む世界全体の課題を解決することを目的としていることや、国や公的機関だけでなく、企業も含むすべての団体に対して取り組むことを想定していること、などが挙げられます。
日本政府は、SDGsの達成に向けて、2016年5月にSDGs推進本部を設置しました。
実施指針やアクションプランの策定を通じて、SDGs達成のため「民間企業の資金や技術が必要である」との考え方を示しています。
日本政府の動きを受け、日本経済団体連合会(経団連)は、2017年11月に企業行動憲章を改訂しました。
この改定によって、経団連の会員企業は、自社のみならず自社のグループ企業やサプライチェーンを構成する企業に対しても、SGDs達成のための取り組みを促進することが求められるようになりました。
つまり。
企業はSGDs達成のために、取りうる行動を自社や自社グループ、自社の取引先なども含めて、「事業戦略」に組み込む必要が出てきた、ということです。
「投資の集中するところに経済成長あり」
とゴローは信じています。
株式投資においても、持続可能なインパクト投資が著しく拡大しており、この波に乗ることも投資家として考えてみることが必要だと思います。
なぜなら、世界経済は資本の流れる先、つまり投資先、資本の集中するところが成長していくからです。
国連が持続可能な開発目標(SDGS)を掲げているということは、世界の方向性としてはこの方向へ向かっていくということを(マクロ的には)意味しています。
このトレンドに乗れる投資手法があるかどうか、だと思います。
iシェアーズ MSCI米国 ESGセレクト ETF (SUSA) 10年チャート
近年、持続可能なファイナンスとインパクト投資が著しく拡大しています。
なかでも、投資資金を大量に保有している機関投資家は持続可能な投資の世界への需要をけん引し、世界持続可能投資連合によると、2016年にその市場規模は23兆米ドルに達しています。
巨大なファンドや富裕層を含め、このトレンドは今後も拡大していくものと考えられます。
持続可能なインパクト投資が上位に掲げる投資目標は、リスクの軽減とポートフォリオの分散投資、それから魅力的なリターンを上げること。そしてもっとも重要なポイントは、「世界に変革をもたらすこと」です。
そのためには、銘柄選別について、慎重なアプローチが必要です。
環境・社会・企業統治(ESG)要因に基づく持続可能投資について、まず規範に反している企業を除外します。それから、ESGについて、最上クラスの格付けを持つ企業を選ぶことで、このアプローチは達成することができると思います。
Yahoo Finance(米国版)では、ティッカーを検索した時に、「Sustainability」の項目でESGスコアをチェックすることができます。
たとえば、
MSFT:マイクロソフトならESGスコアは74ポイントで、SUSA組み入れ銘柄となっています。
ESG投資を行うのなら、手っ取り早くESGスコアの高い銘柄を選択でき、なおかつ分散投資もできるSUSAが良いと思います。
過去10年間で40ドル付近から現在の110ドルまで、2.75倍に価値が増加しているからです。
持続可能な世界を目指す投資手法は、文字通り世界を変えるとともに、投資リターンの面でも投資家に恩恵をもたらしてくれるはずです。
Take the risk or Lose the chance.
Enjoy Life, Freedom.
★大変励みになります。応援よろしくおねがいします!