Take The Risk or Lose The Chance ゴローのバフェット流米国株式投資術

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米国景気はピークに達したか

こんにちは!

ゴローです。

 

ここのところ、株価が冴えないですね。

漠然と「米国の景気がピークに達した」とマーケットが感じているのでしょうか。

↓は、S&P500の過去24か月間のチャートです。

 

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きれいに右肩上がっているように見えますが、ここ12か月間は伸び悩んでいることがわかります。

ボラティリティが増幅しており、高値にも安値にも振れやすい状況です。

 

景気循環的なピーク論については、「あと1~2年で」というワードがちらほら出てきているので、視野に入っていると言っていいと思います。

しかし、景気後退を指し示す経済指標が出てこず、相変わらず堅調さを保っていることから、なんとなく不安だけがマーケットに渦巻いており、弱気指標が見えると即座に暴落するのではないか、というチャートに見えます。

 

強気と弱気が混在しており、一触即発といった印象です。

 

米中の貿易戦争やブレグジット、カリフォルニアの山火事など、さまざまな事件が起こっている中ではありますが、特に心理的なものに影響された暴落が多発していること、ポジションの調整とだけでは言い切れないボラティリティの大きさが、おそらくファンダメンタルなものからきているもの、とは言い切れないと思います。

 

通常、ファンダメンタルズから影響された株価変動は、一方通行になりやすいためです。

これまで米国景気が良い状態が長く続いたことと、S&P500が右肩上がりで上昇してきたことは、無関係ではないでしょう。

 

そういう意味でいえば、マーケットは強気・弱気が混在した中立的な状態に戻りつつあると言えると思います。

 

ブレグジットに関しては、一時、メイ首相が内閣の承認を取り付けたものの、議会からは反対の声が出ました。閣僚が反対の意思を表明するため相次いで辞任したため、再びEU離脱にハードランディングの懸念が広まり、安全資産である米国債が買われました。

 

ブレグジットがハードランディングとなってしまった場合、東欧諸国にも悪影響が出ます。

ポーランドでは英国向け輸出が3位、チェコでは7位、ハンガリーでは11位となっており、これら英国向け輸出はドイツ経由で英国に輸出しているため、東欧諸国の生産は、英国の需要に依存している、ということで、通商関係で合意が無ければ確実に悪影響が出ます。

 

ゴローの知りうる、現時点の世界の状況です。 

 

基本的には、こういうときに「安全資産」にマネーが向かうので、円高になると言えます。

実際、114円付近だったドル円も、現時点では113円前半にまで落ち込んでいます。

 

原油も続落しており、石油株は軒並み下落しています。

日本株も連日の安値更新で、先行きに不透明感が漂います。

 

こういうときに、ふと頭をよぎるのは、やはり広範囲に分散投資できるS&P500インデックスに投資し、あとは追加投資しつつ放置するだけ、という戦略の有効性が際立っているな、ということです。

 

1銘柄あたりの投資額を抑えて、リターンはインデックス連動であるため、1銘柄がコケても大して影響はありません。

 

ジェレミー・シーゲル教授の「株式投資」によると、S&P500にスイス株などの欧州株インデックスを織り交ぜると、リスクとリターンの最適化が図られるということです。

 

ゴローが実践している配当再投資戦略は、個別株に多額の投資を行うため、ひとつの株式がコケるとそれなりにダメージを負います。

先日まで+3%だったのが、現在は▲5%程度にまで暴落しています。

ただし、配当が同じ金額だけ続くと仮定すれば、毎年100万円程度は継続的にゴローの口座に振り込んでくれるので、多少のマイナスには目を瞑るつもりです。

 

どちらの戦略がいいか、などと回答に困る問いは立てません。

自分の性格と、リスク・リワードそしてリスク許容度に応じて、どちらを選択しても良いのです。

ゴローは、「投資している」という実感が欲しかったので、配当再投資戦略を選びました。

配当が振り込まれると、ちょっと(いや、かなり)嬉しいです。

こちらを選択したのは、歴史的に見て「大型株かつ高配当銘柄」を選択した場合のリスクリワードがもっとも安定的でリワード(%)も良かったと知ったからです。

バフェットのリターンに比べれば、良くないですが(笑)

 

 人生100年時代と言われます。

日本は歴史的に、米国の後追いで成長してきました。

そうであるとすれば、今後は米国のように、個人的に投資を行い、自分の老後資金を確保することが当たり前、という時代が来るような気がしています。

日本政府も個人が投資しやすいように、NISAやiDeco、るいとうや積立投資など、損するリスクを抑えて、投資というものに親しみを持ってもらおうとしている、という姿勢を持っているように感じています。

 

それは逆に言えば、老後資金を年金ではなく、個人資産で賄う時代がくることを意味しているようにも感じられます。

 

例えばあと30年後、シンギュラリティもとうに迎え、我々の労働も職業も、どうなっているのかわからない未来です。

今を楽しみつつ、投資に励み、将来の不安に少しずつ光を充てて、心の平穏を達成したいものです。

 

Take the risk or Lose the chance.

 


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