こんにちは!
ゴローです。
2018年10月~11月の大幅な株価の調整で、約10%下落したS&P500ですが、
このポジション調整もそろそろ最終局面を迎えている・・・のかもしれません。
正直なところ、企業業績も良い米国において、このような調整が起こるとは思っていませんでした。
利益の成長率や、各種統計情報を見てみても、「米国は以前と変わらず景気は良い」、と思っていたからです。
10月~11月の(特にハイテクセクター)暴落で、「アメリカの景気が腰折れするのか?」
などといった推測も出ていましたが、統計が正しい限りは、そういった兆候は弱いように思います。
ですから、この株価下落を正当化できるだけのロジックが世の中になかったのではないかな、と感じています。
なんだかロジックを探している感もありましたね。
10月~11月のハイテクセクター暴落では、たとえばアマゾンは2000ドルから1500ドルまで暴落しました。
それを受けて、「アマゾン倒産説」もネットに出回る始末・・・
確かに、ジェフ・ベゾス氏自ら「顧客志向に徹しないとアマゾンは潰れる」と発言しましたが・・・
インターネットの時代は瞬時に情報が世界を駆け巡るので、恐ろしいことだとも感じます。
乱高下が続いている米国株式ですが、
米国のハイテクセクターの1年チャートはこんな感じです。
●バンガード米国情報技術セクターETF(VGT)
それでは、別のチャートを見てみましょう。
●バンガード米国公益事業セクターETF(VPU)
米国の公益セクターは、情報技術セクターとは逆に、年初以来上昇し続けています。
S&P500が10%も調整するというのは、なかなか無いことであり、かなり深い調整になっています。
通常、S&P500(市場平均)が10%も下げるときは、個別株に投資している投資家のポートフォリオは相当痛むのですが、そんなとき、株価しか見ていない投資家の場合は、リスクの高い株式から債券や、株式のなかでも安定的な公益セクターに逃避します。狼狽売りというやつです。
これは、リスクオンからリスクオフの流れで、強気だった投資家が弱気になり、ディフェンシブ銘柄を買いに走るためです。
ただ、株式市場から資金を引き揚げている、というよりは、ハイテクセクターから公益セクターへと資金が移っただけで、S&P500が10%も調整している割には株式市場から全資金を引き揚げる動きにはなっていないように感じます。
まだまだ、米国株は健在ということだと思います。
チャートを見る限り、情報技術セクターも回復しそうな気配ですしね。
ただ、年末のアノマリーで株価が上昇しているだけかもしれませんが。
今後、米国株式、さらには世界の株式市場はどうなっていくのでしょうか。
ゴローは株式市場の未来に対して、かなり楽観的です。
指数で見てみると、どの国の株式市場も成長し続けてきたからです。
過去に起きたことは、未来にも再現されるはずです。
Take the risk or Lose the chane.