こんにちは!
バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践しているゴローです。
今日の日経平均は決算期末ということもあり、値上がりして取引を終えましたね。
個人投資家でわざわざ決算を行う方はあまりいないと思いますが、上昇して取引を終えるというのは良い気分になれるものですね。
さて、今日は「持続可能な投資がスマートな理由」です。
トレンドはESG投資
金融市場は2018年末の混乱から回復し、一見安定しているように見えます。
しかし、たとえば米国株式などは割高となっており、現時点では投資するには不向きであると考えられます。
投資手法は伝統的に、割安株に投資するバリュー投資や、高値を切り上げていくトレンドフォロー型のアクティブ投資などがありますが、今後、世界のGDPが年率3%程度しか成長しない中、これまでS&P500が叩き出してきた年率7%程度の成長というのは、難しいかもしれません。
ゴローは
従来型のパッシブ運用(インデックス投資)では、過去と同じ成績を上げることはできない
と考えています。
そう考えたとき、真っ先に思い浮かべるのは、特に海外の機関投資家のあいだで、投資金額が急増している「ESG投資」を参考に、投資スタイルを確立していくことが有効な手立てなのではないか、ということです。
サスティナビリティとインパクトに注目
環境・社会・統治(ESG)基準に合ったポートフォリオを構築することで、新たなる価値を見出すことができるかもしれません。
それは、これまでのパッシブ運用から一歩進んだ投資手法と言えると思います。
社会や環境にポジティブなインパクトを与える目的で、投資する企業を選択している投資家も増えているからです。
ミレニアル世代の価値観は、この重要な投資に対する姿勢について、肯定的であり、ESGの最低ラインの基準を満たす企業を保有する傾向があります。
社会に対するインパクト、という意味では、やはり「教育」と「ヘルスケア」という大きなテーマがあると思います。
教育は、教育を受けた人の労働の価値を向上させますし、高齢化する社会では、ヘルスケアの重要性は言わずともわかるほど、高くなるからです。
持続可能なESG投資がスマートである理由
グリーンボンドやグリーンファイナンスなど、持続可能な事業へのファイナンスが拡大している現代です。
この潮流に合わせて、投資する企業を選択することは、「偽善者的な意味でスマート」なのではなく、「経済実利的にスマートな選択である」ということが言えそうです。
なぜなら、ESG基準を満たさない企業は、ミレニアル世代の投資に対する価値観から弾かれ、人気が低迷する可能性が高いからです。
ESG投資額は、2016年に23兆米ドル(!)に達しています。
基金や富裕層を含め、さまざまな投資家のあいだでESG投資に対する関心と需要が高まっているようです。
ESG投資の銘柄選定に対するアプローチ
環境・社会・統治(ESG)要因に基づく持続可能投資に際して、企業リサーチすることになると思います。
基本的には、スピーディに投資先企業を選定するために、ESGスコアを確認することが手っ取り早くかつ、客観的な手段だと考えています。
米国株式であれば、Yahoo financeの銘柄選択画面でESGスコアを確認できます。
日本株であれば、ESG投資のベンチマークである「MSCIジャパンESGセレクトリーダーズ指数」や、「FTSE Blossom Japan Index」に組み入れられている銘柄を選択することもひとつでしょう。
ESGスコアの高い企業は、財務成績も好調であるケースが多く、ESG投資の参考指標としては十分なデータを提供してくれると考えています。
ESG投資は国連のSDGs達成にも変化をもたらす
国連が定めている17のSDGsについて、企業が各社の事業において、SDGsのうちどれかを達成しようとすると、必然的な相当なコストがかかってくると考えられます。
この資金不足に対して、金融機関はSDGs対策資金としてファイナンスを行うようになれば、経済と社会の在り方が根本的に変わってくるかもしれません。
こうした、社会に対してポジティブなインパクト与える事業に対する「インパクトファイナンス」が拡大していけば、社会もよくなり、投資家にもリターンをもたらすという結果もありえるかもしれません。
インパクトファイナンスで、教育が不足している地域の人に、高度な教育プログラムを提供できれば、学生は低金利で資金を調達でき、優良な大学に進学することができます。
このローンのクオリティは高いと言えると思います。
優秀な学生へのローンは、当然のことながら、返済率も高くなりやすいからです。
また、このローンを利用し成長した優秀な若者は、世界の未来を担う人材となっているはずです。
こうした教育問題、環境問題(特に地球温暖化などの気候変動)について、これらの目標を実現しようとして事業を行っている企業への投資は、持続可能であり、なおかつ社会にポジティブなインパクトを与えるという意味でも、また、「経済実利的にスマート」であるという意味においても、「スマートな投資」であると言えると思います。
困難に見える航海でも、ルートは必ずあるからな!
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