Take The Risk or Lose The Chance ゴローのバフェット流米国株式投資術

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【銘柄分析】AT&Tついに暴落!!買い時来たる

こんにちは!

ゴローです。

 

いやー下げてますね、AT&T。

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これはAT&Tの過去1年のチャートです。

右肩下がってますし、10月の暴落ぶりといったら・・・

今の株価はなんと29.09ドル(10/26終値)、配当利回りが6.87%ですから。

 

ゴローはAT&Tを主力銘柄として購入しています。

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AT&Tは日本でいうNTTドコモやKDDIと同じ、通信事業を行う会社です。

主として携帯電話事業を展開しており、最近の話題では、タイムワーナーを買収したことで巨額の負債(1750億ドル=19兆7000億円)を抱えたことで有名です。

 

AT&Tとしては、巨大メディア企業であるタイムワーナーを買収することで、自社のコンテンツを充実させる狙いがあったものと思われます。

 

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AT&T HPより

 

マーケットの見方としては、「第3四半期の決算発表でAT&Tの利益がマーケット予想よりも低かったため、失望売りにつながった。」

ということだそうです。

この決算発表で▲8.1%、その後10/26の取引も▲2.97%だったので、トータル11%下げていることになります。

ゴローは32ドルで購入したので、この暴落にまんまと巻き込まれています(汗

 

ナンピン買いしたいところですが、キャッシュがありません。

 

それでは、AT&Tの本業の利益率を見てみましょう。

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粗利が52%です。すごいです。

しかし、ライバルのベライゾンは粗利率=58%ですので、利益率で負けてます。

ただ、これは注意が必要です。

ROEでも同様の傾向ですが、ベライゾンはAT&T以上に多額の負債を抱えることで事業をレバレッジをかけて行っており、

レバレッジ比率=AT&Tの3.00倍に比べて、

ベライゾンは5.20です。

 

AT&Tは今回のタイムワーナーの買収で巨額の負債を抱えてしまいましたが、

実はベライゾンはもっと大きな負債を抱えているのです。

PBRで見てみると、その傾向は顕著になります。

PBR AT&T=1.19倍

PBR ベライゾン=4.16倍

 

PBRで見た場合、ベライゾンはAT&Tの4倍の評価をマーケットから得ていることになります。

負債が多くても、返済負担を超える収益を上げればそれで事業は成り立つので、負債が大きいからよくない、ということではないということです。

 

ただ、コンテンツ(メディア事業)に照準を合わせたAT&Tと、(今ちょっと調整局面かもしれませんが)イケイケなハイテク・ネット分野に進出したベライゾンの評価の差、と考えると、この株価の差も説明できるかもしれません。

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AT&Tの現在の株価水準で

PCFR=4.60倍

PER=5.70倍

ですから、収益性指標で見ても割安感が出ていると思います。

 

本業である携帯電話事業が好調だったのと、タイムワーナーの収益が好調であった反面、ディレクTVなどの契約制TV事業の縮小が響きました。

 

早ければ2019年にも5G通信環境を導入しようと競争している米国通信業界です。

今後は携帯電話だけでなく、あらゆるモノがIoTとしてネットに接続される未来を想像しています。

そんな中、1社だけが独り勝ちして、他の通信会社が衰退していく、ということは想像しにくいです。

AT&Tやベライゾン、Tモバイル、スプリント・・・それぞれが競争しているからこそ、低コストでも収益を上げられる仕組みを作っていくのだと思います。

通信の未来はほとんど「インフラ」ですね。

公益株と同じような値動きをする業界になっていくのではないでしょうか。

バフェットも、投資会社を通じて電力株などの公益株に投資しているようです。

 

Take the risk or Lose the chance.


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