Take The Risk or Lose The Chance ゴローのバフェット流米国株式投資術

投資海賊ゴローのまだ見ぬ財宝SDGsを探す航海のHISTORY

ウォーレン・バフェットの投資スタイル

こんにちは!

ゴローです。

 

ゴローの保有している株式は、高配当銘柄です。

高配当銘柄というと、企業のライフサイクルから言えば、すでに成熟企業であり、営業キャッシュフローがプラス、投資キャッシュフローと財務キャッシュフローがマイナスの企業、ということに(理論的には)なります。

 

つまり、「成熟企業」であるということです。

あとは、衰退し、「企業としての死」を迎えるのみとなります。

 

「企業としての死」を防ぐためには、成長力のあるまだ未成熟な企業を買収し、将来の収益力を担保すること、です。

たとえば、今回IBMがレッドハットをあり得ない高値で買収したように。

 

そうでなければ、企業はいずれ死にます。

その企業が世の中に提供する商品やサービスが、陳腐化し、価値を失うからです。

 

しかし、稀にそうならない企業があります。

「同じ商品やサービス」を「何十年も前から」「今も将来も変わらず世の中に提供し」「収益を上げ続ける」企業です。

 

代表例は言わなくともご理解頂けると思いますが、コカ・コーラです。

 

ゴローとしては、そこにタバコ銘柄を付け加えたいと思います。

 

これらの企業は、以前と変わらず、同じ商品を永続的に世の中に提供します。

少し異なるのが、タバコ銘柄です。

タバコ銘柄は、政府の規制リスクがあるからです。

この度、アメリカ政府が「フレーバーつき電子タバコ」や「メンソールタバコ」の販売禁止を検討している、という報道がありました。

電子タバコはともかく、メンソールタバコの規制については、通常のタバコよりも「悪影響がある」という科学的根拠がなければ、禁止できないので、タバコ企業、たとえばアルトリア・グループやブリティッシュアメリカンタバコとFDAの長い長い法廷闘争が展開されると想像します。

 

実際、この報道を受けて、タバコ銘柄は軒並み暴落しました。

 

もちろん、コカ・コーラも安泰ではありません。

一時期検討されていた肥満対策の税金「ソーダ税」の存在です。

これは、もともとWHO(世界保健機関)が「糖分の多い飲料に課税を!」という内容の発言を各加盟国宛てに発信したことから始まっています。

 

内容はとてもシンプルで、「糖分が多い飲料は肥満や虫歯のもと」ということです。

実際にアメリカの一部の州や都市では、ソーダ税が導入され、その効果(砂糖入り飲料の消費が減少するということ)も実証されています。

 

果たして、政府の規制がどこまで入ってくるか、というところだと思います。

 

今のところ、ソーダ税に関する話題は沈静化しているので、コカ・コーラの株価は好決算もあり上昇していますね。

 

ゴローはこうした意味での「高配当銘柄」を保有し、再投資することによって資産の増加を目指しています。

 

●ウォーレン・バフェットの投資スタイル

ウォーレン・バフェットが行うのは、マーケットの価格がバフェットの想定する価格と比較して、著しく安くなり、勝つ確率が高まった時に狙っていた銘柄に「フォーカス」して投資する、というスタイルです。

 

つまり、投資のタイミングを気長に待ち、「ここだ」というタイミングで一括投資する、ということです。

バフェットほどのキャッシュがあれば、一括投資といっても「何度も」になるとは思いますが・・・

 

基本的に見ているのは企業の有価証券報告書です。

ROEを重要視していて、まさに「企業経営者」と言えます。

なぜなら、一般投資家としてならROEは「ROEが高い企業が良い」程度の意味しか持ちませんが、「経営者」の視点から見ればROEが高い企業は明らかに「優良事業」を行っており、自分の出資した額に対するリターンが高いわけですから、複利計算で見てみれば、(たとえば10年で見てみても)素晴らしいリターンとなるわけです。

 

これは、バフェットのように投資額が巨額な投資家の場合に、そんな考え方になるのかもしれませんね。

バフェットは投資家というよりは、「企業」を見ていて、「企業に投資する=企業経営者として投資する」「株式を保有するのではなく、企業を保有する」というスタンスです。

かといって、企業経営について口出しすることは無いようですが。

 

バフェットは、現在も流行している「ランダムウォーク」理論や、株価は即座にファンダメンタルズを反映する「効率的市場仮説」、ベータ値を考慮し分散投資を説く「モダン・ポートフォリオ理論」をあきらかに信頼していません。

 

ファイナンシャルプランナーとして言っておきたいのは、上記の各種理論をFPになるときに確かに学びましたが、これら理論は、自身のポートフォリオの成績見通しを良くしたり、また、低リスクの運用を保証するものでもない、ということです。

 

ベータが+1と-1の銘柄などそもそも存在しないので、理論的には理解できるものの、現実的ではないからです。

ベータとは、市場平均(たとえばS&P500)との相関係数のことで、+1であれば完全に連動し、-1であれば逆方向へ連動している(つまり、S&P500が上昇すればベータが-1の銘柄は同じ%だけ下がり、S&P500が下落すれば同じ%だけ上昇する)ということです。

 

つまり、モダンポートフォリオ理論に基づけば、結果的に市場平均に連動するか、あるいはマーケットの値動きを相殺するように投資することになり、「評価益・評価損の金額の大きさを減らす可能性があるように投資する」ことになるので、(ここが重要な問題ですが)モダンポートフォリオ理論に従えば、「ベータでリスクが低減されるので、投資したくもない企業に投資する必要が出てくる」、ということです。

 

バフェットが貫いているのはこの点です。

投資したくてたまらない企業が安値で転がっているのに、なぜあなたは投資したい企業ランキングの10番目の企業に投資するのでしょうか。

 

そこに合理的な根拠はあるのでしょうか。

 

バフェットは投資すべき企業を発見したとき、猛然と買いに走ります。

現在でいうと、アップルです。

 

ゴロー自身はアップルに懐疑的ですが、投資の神様のすることです。

必ず、良い結果が待っているのでしょう。

 

Take the risk or Lose the chance.


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