こんにちは!
たばこ株に「フォーカス投資」しているゴローです。
今年ももうじきクリスマスを迎え、次には大晦日、年が明けてお正月、とおめでたいイベント続きの年末年始・・・。
ゴローのポートフォリオの損益も、今月末には年度決算ということで公開しようと思ってますが、なにせFDAのメンソール規制の報道で「メルトダウン」したタバコ各社の株価の影響で、ゴローのポートフォリオも相当なダメージを受けています。
正直、今日損益状況を確認して唖然としました。
●ブリティッシュアメリカンタバコ 1年チャート
●フィリップモリスインターナショナル 1年チャート
●アルトリアグループ 1年チャート
ゴローのポートフォリオの最大派閥である「タバコ3社」が暴落しています。
特に、ブリティッシュアメリカンタバコは71ドル⇒32ドルと、55%も暴落しており、2018年のブリティッシュアメリカンタバコの株価パフォーマンスは、過去最悪の年となりそうです。
同じく、フィリップモリスも暴落しており、ゴローの保有株のうち、この2社だけでダメージが極大化しています。
吐きそうです。
●一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学
投資に関する本を最近買って読んでいたのですが、それがこちら。
これまで、アカデミックな投資本が多かったような気がするゴローの投資本の読書歴ですが、このデイトレーダーの「cis(シス)」さんはまったく異なる考え方をお持ちで、大変参考になりました。
その中でも心に刺さったのが
「ナンピンは最悪のテクニック」
です。
なぜかという理由も書かれており、マーケットの中で生きるデイトレーダーのメンタリティがどんなものか、何度も読み返しました。
●ゴローのタバコ株のナンピン買いは失敗だったのか
ゴローとしては、配当がもらえれば、配当利回り5%~6%の株式に対する投資額元本はおおむね12年~15年で回収できると考えています。(増配も含め)
どちらにせよ、長期で投資しているので、それくらいの期間は保有するつもりだからキャピタルゲインやキャピタルロスはさほど気にしていない、とも言えます。
明日の株価がどうなるかもわからないのに、今保有している株が10年経ったあと、株価がどうなっているかなんて誰にもわかりません。
結果的に、暴落時にも保有し続けることになります。
ゴローは、税引き前の利回り計算が税引き後のリターンを考慮するよりも重要だと思っています。
これは、税金がいくらかかるかは、時代によって変わってくるからです。
ゴローがトヨタ自動車に投資していた頃、配当金にかかる税率は7%でしたから。
税引き後だと、その企業の利益が増加していて、増配していても、税率が上昇したことによって税引き後リターンが減少してしまいます。
ですので、税引き後リターンは、増配し続ける企業の配当である税引き前リターンよりも、その企業の姿を表現しなくなるので、税引き前リターンを重視しているのです。
それでは、タバコ銘柄の過去の業績と、未来に考えられる業績見通しについて、どう考えているかというと、先進国ではタバコ需要は減少していますが、新興国では需要が増加しています。
結果的に、世界全体のタバコ需要は増加していく、と考えています。
今後は、アフリカ大陸で人口爆発が起きるので、2050年には人口が96億人になっていると予測されています。
そのとき、タバコ需要のほとんどはアフリカ大陸で生じるものになっていると思います。
ですので、アメリカ市場で起きているメンソールタバコ禁止案ですが、個人的にはさほど気にしていません。
むしろ、メンソールタバコを規制したとしても、愛煙家は簡単にはやめられないので、普通のタバコか、電子タバコに向かうと考えています。
そうなると、イタチごっこになりますが、「普通のタバコ」や健康被害の少ない「電子タバコ」まで禁止するのか?という議論になってくると思います。
それって現実的なんでしょうかね。。。
ゴローとしては、難しいのではないかと思っています。
メンソール規制⇒普通のタバコまで規制・・・できるのでしょうか?という考え方です。
そうとはいえ、現在のマーケット価格は「効率的市場仮説」に基づけば、「瞬時にすべての情報がマーケットに反映される」はずですから、それなりに合理的な株価である、という考え方もできると思います。
本当にメンソールタバコが禁止になる、と多くの市場参加者が考えている、とかですかね。
マーケットはリスクをとってリターンを求める場所です。
ゴローのように、のんきに長期保有している「マヌケ」な投資家もいるのですが、デイトレーダーのcis(シス)さんのように、逃げ足速く短期的に売買している方もいらっしゃいます。
さらに、資産額でいうと、あきらかに負けです。
トータルリターンや、生涯得られるであろうリターンを考慮しても、ゴローはcis(シス)さんには敵いません。
ですから、マーケットで儲けるということについて、ゴローはcis(シス)さんに負けています。
デイトレーダーの方の考え方と、長期投資家の考え方、特に配当再投資スタイルでは根本的に異なる点がいくつもありますが、cis(シス)さんの考え方も大変参考になったので、今回のタバコ株暴落について、「逃げ遅れた」投資家・ゴローとしては、こう考えます。
「たしかに暴落から逃げ遅れ、失敗したかもしれないけれど、長期投資家にとって取得原価は長期的に形成されるものであるので、いずれは、現在暴落している株価も平均値に回帰する」です。
暴落し続ける株価もなければ、暴騰し続ける株価も無いのです。
黙って愚直に「配当再投資」。
これに尽きます。
Take the risk or Lose the chance.