こんにちは!
バフェット流「フォーカス投資」を実践しているゴローです。
最近、周囲でインフルエンザが流行っています。
確かに、年明けから急激に寒くなったので、致し方ないところはあると思います。
寒いと体温を上げるために体力を使いますし、体温が下がる分、免疫力も落ちる気がします。
ゴローも体調管理には気を付けて、なるべく風邪をひかないようにしていきたいと思います。
さて、今日は分散投資について、です。
分散投資と言えば、銘柄分散・時間分散で投資対象と投資期間を分けることによって、投資元本の毀損リスクを下げることです。
分散投資の代表例といえば、やはり「株式」と「債券」だろうと思います。
一般的に言われているのが、「金利が高い時には株式が売られ」「金利が低い時には株式が買われる」というものです。
これは、金利が高い時には、わざわざ投資元本の毀損リスクの高い株式から得られる配当よりも、デフォルトが発生しなければ確実に投資元本と利息が得られる債券を、投資家が選好するためです。
また、債券だけでみても、「金利が上昇局面にあれば債券価格は下がる」「金利が下降局面にあれば債券価格が上がる」というものもあります。
金利が上昇すれば、現在の金利で発行されている債券の金利は、今後発行される債権の金利よりも低くなるので売りが殺到し、逆に、金利が下降局面にある場合は、今後発行される債券の金利はこれまで発行されている債券の金利よりも低くなるので買いが殺到する、というロジックです。
通常、分散投資のポートフォリオに「株式」と「債券」を取り入れる場合、期待収益率が5%を超えるポートフォリオではおおむね債券を10%、期待収益率が4%程度であれば債券を30%程度組み入れることになります。
リスク・リワードの観点から、標準偏差は10~15程度のケースが想定されます。
しかし、本当に「株式」と「債券」をポートフォリオに組み入れることによって、分散効果が得られるのでしょうか。
実は、2018年10月以降の株価暴落の際、金利が上昇しているのかと思いきや、金利も暴落していたのです。
次のチャートを見てみましょう。
米国国債(10年債)の金利 2年チャート
ダウ 2年チャート
米国国債(10年債)の金利の2年チャートと、ダウの2年チャートです。
よく見てみると、チャートがそっくりなのがわかります。
特に2018年10月以降の暴落は、ポートフォリオに債券を組み入れている投資家にとって、債券投資は分散手段として全く機能していなかったことがわかります。
先進国では、先日の米国の雇用統計にもあったように、賃金の上昇圧力がかかっており、「賃金の上昇=インフレ」となりますから、FRBやECBが金融引き締めを行おうと、あるいは行っているのです。
FRBはすでに金利を何度も上げていますが、ECBも2019年後半には金利を上げ始めるのではないかという観測があります。
世界のクレジット・リスクについて
信用リスクが、現在2017年と同レベルの極めて高い水準になっています。
というのも、米国BBB格付けの債券の割合が多くなってきており、米国において、高いレバレッジをかけて事業を行っている企業が多数あることを示しています。
先日のブログに書いたとおり、過度なクレジットリスクは経済成長の足かせとなります。
債券投資に分散効果が無いとすると
もし、債券投資に分散効果が無いとすると、やはり株式への長期投資が最良の一手となり得ます。
ジェレミー・シーゲル教授の「株式投資の未来」では、株式への長期投資が資産形成の最高の手段だったことが示されています。
荒い相場が続いています。
こんな時こそ、長期投資かつ、毎月でも半年に一回でも良いので、積み立てていく投資スタイルが良いかと思います。
株価が下がっているときは、バフェットによれば「買い時」です。
いつ買うのかはそれぞれの投資家の判断によると思いますが、安定して株式をホールドすることで、配当を得ることができ、少しずつ資産が増加していくものだと思っています。
Take the risk or Lose the chance.
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