こんにちは!
バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践するゴローです。
今後ますます、IoTによってさまざまなアイテムとインターネットがつながります。
つなぎ方にもいろいろあると思いますし、また、そのセキュリティの確立方法にもいろいろあると思います。
今日は、その分野で第一の企業と言える、シスコシステムズの銘柄分析をしてみたいと思います。
企業概要
シスコシステムズはIPベースのネットワーク製品と関連通信製品を世界的に展開する米国大手企業です。
米国、欧州の他・中東・アフリカ及びアジア太平洋・日本・中国3つの地域で事業を展開。
主要製品はLANスイッチ、サービス統合型ルータ、セキュリティアプライアンス・ソフトウエア、ワイヤレスを含むネットワーク製品、クラウド化製品、オンデマンドコンテンツの視聴可能なソフトウエア「VideoScape」などです。
ビジネスのセグメントはクラウド、ビデオ、モビリティ、セキュリティ、アプリケーション事業という内容です。
特に、クラウドやセキュリティが今後の成長分野だと思います。
シスコシステムズ 株価1年チャート
ここ1年でいうと、基本的にはボックス圏内で上がったり下がったりを繰り返しています。
2018年末の暴落で42ドルまで下落しましたが、1月、2月の相場の急回復でシスコシステムズも株価が47ドルまで急回復しています。
42ドルの時に拾いたかった~!!
実はシスコシステムズ株を狙っているのです。
今後のIoT市場の広がりを考えると、シスコシステムズ株は事業が拡大の方向にしか向かわないので、「いつかは買いたい」と思っています。
シスコシステムズ 株価10年チャート
過去10年間で株価推移を見てみると、2017年あたりから急激に株価が上振れしています。
これは、2017/5/17に、追加のリストラ発表を行い、1100人の人員削減を行ったことによるものです。
この発表時には株価が下落しましたが、その後の業績見通しの上振れにより、現在の株価まで一気に上昇していますね。
右肩上がりのきれいな株価チャートです。
米国株式は強気見通しの企業の株価はどんどん上がっていきます。
シスコシステムズも間違いなく、鉄板の優良企業株だとゴローは思います。
シスコシステムズの売上総利益
IT機器を製造・販売し、ソフトウエア事業も行い、それでこの利益率。
超優良企業ですね。
利益率が高いことは株式投資の判断材料として重要です。
シスコシステムズの売上高・純利益の推移
売上高は高水準で推移し、純利益率も高いです。
2018年はトランプ大統領の税制改革によって、極端に利益額が減少していますが、これは異常値ですのでさほど気にする必要はないと思います。
(シスコシステムズの決算月は7月のため、2018年がトランプ大統領の税制改革の影響を受ける年となります)
シスコシステムズの発行済み株式数と1株利益
発行済み株式数は、毎年のように実行される旺盛な自社株買いによって、少しずつ減少してきています。
1株利益(EPS)も、それにしたがって少しずつ増加してきています。
2018年のEPSの大幅な減少は、トランプ大統領の税制改革の影響ですので、異常値として見てよいと思います。
シスコシステムズは2019年度も自社株買いを行う予定です。
毎年のように自社株買いを行える程、キャッシュリッチな企業であるということです。
それでは、シスコシステムズのキャッシュフローの推移を見てみましょう。
シスコシステムズのキャッシュフローの推移
フリーキャッシュフローもほぼ毎年黒字となっています。
2018年は莫大なフリーキャッシュフローを計上していますが、これはトランプ大統領の税制改革の結果です。
シスコシステムズは、この莫大なキャッシュを自社株買いに充てました。
シスコシステムズの営業キャッシュフローマージン
過去10年間の平均は、26.3%で超高収益です。
極端に上下動もないことから、安定して26%程度を稼いでいる状態です。
まさに超優良企業です。
各種指標
PER=144.20倍
PBR=4.88倍
PSR=5.61倍
PCFR=15.90倍
配当利回り=2.77%
PERがべらぼうに高いですが、これはトランプ大統領の税制改革の影響で激減した当期純利益を参照した値です。
予想PER=16.81倍と、普通の値ですね。
各種指標を見る限り、超優良企業であるにもかかわらず、法外な株価がついているわけではなさそうです。
シスコシステムズのESGスコアは・・・なんと80!!
シスコシステムズのESGスコアは非常に高く、なんと80ポイントもあります。
「環境」が84ポイント、「社会」が85ポイントとなっています。
ESG銘柄であることは間違いなさそうです。
シスコシステムズ 2018年11月~1月期は増収!
シスコシステムズが2/13に発表した2018年11月~1月期(第二四半期)の決算は、売上高がマーケットの予想を上回りました。
マーケット予想値
売上高=124億2000万ドル
調整後1株利益=0.72ドル
シスコシステムズの実績値
売上高=124億5000万ドル
調整後1株利益=0.73ドル
このため、
シスコシステムズは四半期配当額の増配と自社株買いの拡大を発表しました。
- 1株配当(四半期) 0.33ドル⇒0.35ドル
- 自社株買い計画 ⇒+150億ドル
やはり、セキュリティー事業が好調で、+18%増でした。
その他、アプリケーション事業も同じく好調で、+24%増となりました。
シスコシステムズは、次の四半期(2月~4月期)の売上高が前年比4~6%の増加、調整後1株利益が0.76ドル~0.78ドルを見込んでいます。
これでは、なかなか株価も下落しないようなので、
どこかで決断し、購入するしかなさそうですね。
Take the Risk or Lose the Chance.
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