Take The Risk or Lose The Chance ゴローのバフェット流米国株式投資術

投資海賊ゴローのまだ見ぬ財宝SDGsを探す航海のHISTORY

【経済分析】米中貿易戦争が続く中、2019年の日本経済の展望は。

こんにちは!

バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践するゴローです。

 

米国株式情報や米国経済の情報ばかり流していましたが。

 

ふとゴローは考えました。

 

「日本経済のことに触れなくっていいんだっけ??」

 

                  ◆

                  ◆

                  ◆

 

やっぱりダメですよね。

 

ゴローの乗船する「ミリオン・ダラー号」の舵をしっかりと和の国へと切り、

航海をしてみましょう。

 

日本経済の分析 ON 2018

2018年の振り返り

2018年の日本経済は、好調でした。

雇用環境は良く、失業率は1990年代前半の水準にまで低くなり、それだけ働く人が増えたということになりました。

 

有効求人倍率はなんと47年ぶりの歴史的高水準に到達。

なんと1.6倍を超える高水準となっています。

有効求人倍率 From 厚生労働省HP

f:id:financial_freedom:20190215221422p:plain

求人、求職および有効求人倍率の推移

これは、求職者1名につき1.6人超の求人があることを意味しており、現在の労働市場は空前の売り手市場であると言えます。

 

転職しやすい時期かもしれませんね。

 

また、女性や高齢者の方のうち、働く方が増えてきたので、労働者の総所得は増加し、個人消費も底堅く推移しました。

 

人手不足が続く中で、企業の省力化投資も推し進められました。

設備投資も堅調に推移。

 

輸出は、米中貿易戦争の影響で、2017年のけん引役だったIT輸出が減少。

東京エレクトロンなどの株価も暴落したことは記憶に新しいですね。

それ以外の輸出については拡大傾向だったことから、トータルで見てみれば2018年は輸出が回復した年でした。

 

日本の景気拡大については、

2012年12月に始まった景気拡大は1月で74カ月(6年2カ月)に達したことになり、いざなみ景気を超えました。

日本の景気拡大は「戦後最長になったとみられる」との話ではあるものの、この間の経済成長率や賃金の伸びは低水準にとどまっていて、われわれ一般市民にとっては実感が乏しい「景気拡大」となっています。

 

2019年の展望

重要ポイントがあります。

 

①消費税の増税

②実質所得の目減り

 

の2点です。

 

2019年10月から始まると報道されている消費税の増税(現行8%⇒10%)ですが、これは実質的に物価が2%上がることとなるので、われわれの消費に明らかに影響を及ぼします。

 

高額なものであればあるほど、買いにくくなるからです。

自動車とか、とくにマンションとかどうするんでしょうか・・・・

 

ゴローは賃貸ですから、まだ家を買ってないのです。

 

しかし、住宅については消費税増税の影響(住宅購入が激減するかもしれない)を考えていて、「住まい給付金」などの補助金を準備してくるはずです。

 

ひとまず、

過去の傾向から言えば、消費税増税の前には特に高額商品について「駆け込み需要」があるので、増税後に一気に消費が反動減することが考えられますね。

 

物価上昇による実質所得の目減りも心配です。

 

今ある5,000円で買えるものが2%分減少してしまうので、一般的には「節約志向」へと人々が向かっていくと想像されます。

 

これでは、「日本経済の景気動向」、という観点からは明らかにマイナスとなる政策だと思います。

 

一応、食品などについては軽減税率が導入されたり、教育無償化も掲げられてはいるものの、全体としての消費は低迷すると考えられます。

2014年の5%の消費税導入ほどではないと思いますが。

 

そんなこんなを踏まえると、

2019年の日本経済は消費税増税の影響が少なからず影響し、最悪の展開としては「景気後退」となってしまうかもしれませんね。

あくまでも「最悪の展開」です。

 

というのも、

ゴローはそこまで「最悪の展開」になるとは考えていないからです。

日本には輸出があります。

 

輸出について、3/1に米中でどういう結論を出すのか興味が絶えませんが、少なくとも貿易戦争が改善する見込みがあるとの報道もありますので、中国経済が少しずつ景気悪化していったとしても、米国の景気が強いので基本的には拡大基調を保つと考えています。

 

結果、輸出も増えます。

 

最大のリスクは、貿易戦争がさらに悪化し、長引く場合です。

 

この場合には、日本も現時点ではあまり影響を受けていないとはいえ、間接的に悪影響を受けることになると思います。

 

現在のグローバル経済では、対岸の火事がこちら側の火事にもなるからです。

 

そうなってくると、企業の設備投資意欲も減退してしまい、消費もダメ、設備投資もダメ、となって経済の好循環が破壊されてしまいます。

 

とはいえ、そこまでの「最悪の事態」になるのは米中自身も望んでいないでしょうから。

 

自国経済にも悪影響を及ぼすのに、それを無視して貿易戦争を続けることは、さすがに無いでしょう。

 

というわけで、「現在の戦後最長の景気拡大は、今後も続く」というのが、ゴローの見立てです。

 

いつまで続くかはわかりませんが、日本経済の未来は明るいと思っています。

 

Take the Risk or Lose the Chance.

 

★大変励みになります。応援よろしくおねがいします!

 


外国株式ランキング