こんにちは!
バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践しているゴローです。
今日は、長期投資について考えてみました。
- 長期分散投資について考えてみる。
- 長期投資の複利効果とは?
- 特定セクターとグローバル株式への投資の違いは?
- 世界の景気は、今どのあたりにあるのか?
- 米国の経済は堅調というのは聞くけれど、ほかの地域はどうなの?
- なぜ長期投資が注目されるのか?
長期分散投資について考えてみる。
過去10年間、日本の公募投資信託では、幅広いセクターに分散投資を行うグローバル株式ファンドへの資金流入は約2.6兆円にとどまったのに対し、特定セクターに集中して投資を粉う株式ファンドには約16兆円もの資金流入がありました。
幅広いセクターに投資する、いわゆるインデックスファンドと、特定セクターに特化したファンドでは、何が異なるのでしょうか。
また、長期投資の視点から見て、どちらがパフォーマンスに優れた投資スタイルなのでしょうか。
まずは、長期投資のメリットについて、考えてみましょう。
長期投資の複利効果とは?
投資について、長期で運用することの最大のメリットは、「複利効果」を最大限に活用できることです。
老後の資産形成に向けても、この複利効果は大きなメリットになります。
複利効果とは、投資収益を再投資することで、本来の元本だけでなく、再投資した金額についても利回りが加算され、運用収益が雪だるま式に増えていく効果のことです。
ウォーレン・バフェットの自伝のタイトルも、「スノーボール」でしたね。
たとえば、年利10%の債券を買ったとして、1年目の運用利回りはどうなるのでしょうか。
単利=プラス10%
複利=プラス10%
つまり、もし仮に、1年目に100万円投資していたとしたら・・・
単利=100万円×10%=10万円の利息
複利=100万円×10%=10万円の利息
というわけで、100万円を債券に投資して得られる利息は、1年目については単利も複利も変わりないということです。
しかしながら、2年目からは変わってきます。
複利は、「得られた運用収益を再投資する」ことで得られます。
したがって、複利の場合は得られた利息10万円を再投資し、利回りを計算します。
するとどうなるのでしょうか。
単利=100万円×10%=10万円
複利=110万円×10%=11万円
2年目に得られる収益は、複利の方が1万円ほど多いことになります。
これを10年続けると、複利では2.59倍に資産が膨れ上がるのに対し、単利では2倍にしかなりません。
つまり、100万円を投資した場合の単利と複利の10年後の差は、59万円にもなります。
大きな差が出てきますね。
投資元本が大きければ大きいほど、差額は大きくなってきますし、利回りが高ければ高いほど、差額は大きくなっていきます。
投資元本は倹約して貯めるなどして増やしていくしかありませんが、運用利回りについてはどうでしょうか。
リスクが低くて、利回りが高い方がいいですよね。
特定セクターとグローバル株式への投資の違いは?
例えば、人気の情報技術やヘルスケアセクターの指数は、過去に大きなリターンを出した局面もありますが、大きく下落した年もありました。
一方、幅広いセクターから構成されるグローバル株式は、ITバブル(1990年代~2000年代初頭)や、金融危機(2008年~2009年)といった変動性の高い相場においても、相対的に安定したリターンで推移してきました。
そのため、セクターが分散されたグローバル株式は、他のセクターと比べ大きな下落を回避しやすい資産だということが言え、長期的な資産形成に適しているとゴローは考えています。
アセットクラス別のリターンの推移
世界の景気は、今どのあたりにあるのか?
2018年前半に始まった世界的な景気減速は、主要中央銀行による金融緩和策の効果が期待されることや米中貿易戦争の激化に歯止めがかかったことで、緩やかに改善に向かうと考えられます。
実体経済の動向を考察する上で重要視される「OECDグローバル景気先行指数」がありますが、これによると、世界経済は「停滞期」を脱し「回復期」に向かっていることが示唆されています。
米国の経済は堅調というのは聞くけれど、ほかの地域はどうなの?
たしかに、米国の経済は相対的に堅調ですが、その他の地域も持続的な成長が予想されています。
さらに、株式市場の割高・割安度の指標となるPER(株価収益率)を比較すると、米国以外の地域に相対的な割安感があると考えられることから、米国以外の地域にも投資するべきと考えています。
2019年末の各地域のPER
グローバル株式 | 米国株式 | 欧州株式 | 日本株式 |
18.2倍 | 19.8倍 | 16.1倍 | 14.7倍 |
なぜ長期投資が注目されるのか?
過去の株式市場のリターンをもとに、日本株式とグローバル株式をそれぞれ1か月から10年保有した場合に、プラスのリターンが生じた割合を分析した結果、より長期的に投資を行うことで、プラスのリターンが生まれる確率が高くなる傾向があります。
また、日本株式とグローバル株式では、グローバル株式の方がより高い確率でプラスのリターンが生まれたことも確認できます。
MSCIコクサイ・インデックスへの投資でもグローバル株式へ投資できるぞ。
Take the Risk or Lose the Chance.
Enjoy Life, Freedom.
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