こんにちは!
バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践するゴローです。
さて、今日は米国の外食産業について、見ていきたいと思います。
「ミレニアル世代は外食ばかり」
とか
「ミレニアル世代は家事(料理)をしない」
などと言われていますが、実際のところ、どうなのでしょうか。
外食ばかりしているのであれば、外食産業は潤っているはずですし、また、業績も好調なはずです。
そんな状況で、たとえば「クラフトハインツの大暴落」が発生しうるのでしょうか。
ひとまず、ゴローの分析を書いていきたいと思います。
米国の外食産業は・・・
米国の個人消費のうち、約5%が外食産業に向かっています。
モノからサービスへの消費者の嗜好変化などを背景に、外⾷市場は個⼈消費全体を上回る伸びを⽰してきました。
大手チェーンの15ドル以上の価格帯のお店から、7ドルのカフェやファストフードのお店がしのぎを削っています。
競争は激しいようです。
これまでは、外食産業の売り上げに貢献してきたのは、ベビーブーマー世代でした。
しかし、今、そしてこれからの消費に影響しているのは、「ミレニアル世代」と呼ばれる若い世代です。
ミレニアル世代の嗜好と外食産業
⽶国では、現在すでに、1982年以降に⽣まれたミレニアル世代が消費の中⼼を担っており、これまで消費を牽引してきたベビーブー マー世代とは異なる嗜好特性を持っています。
ミレニアル世代とは、今の年齢でいうと、だいたい、20歳から35歳くらいまでの人たちです。
彼らの特徴は、
・デジタルネイティブ
インターネットやソーシャルメディアを通じて情報を収集している。
消費⾏動がブランドではなくインフルエンサーに左右される、利便性向上のため積極的にITを活⽤している。
・強い健康志向
「オーガニック」や「グルテン・フリー」などの「〇〇フリー」食品、「地元産」など⾷材へのこだわりを持っている。
したがって、⼤型ブランドや⼤量⽣産された加⼯⾷品から距離を置いている。
・多様な人種
ヒスパニック・アジア系の⼈⼝増加の影響で、⾷事に対するニーズが多様化している。
・不況期を経験
節約志向 であるため、値ごろ感のある⾷事を好んでいる。
ここまで書いても、すでに「既存の加工食品の売れ行きが悪くなりそうだ」ということが理解できます。
ミレニアル世代は「節約志向」で「オーガニック食材」を好むという、一見矛盾した嗜好を持っていることがわかります。
それは、ゴローも安くてオーガニックな食材があれば、それに越したことはないです!
実際、ゴローも野菜や肉を買うときは、地元産のものを買うようにしていますし、円分の多い加工食品はなるべく避けています。
マクドナルドにも行きません。
なんとなく、健康に悪そうだからです。
少々高くても、オーガニックなものを選択しているのは事実です。
(ゴローはミレニアル世代ではありませんが)
数年しか違わないので、彼らの気持ちもわかる気がします。
実際、「商品やサービスが売れる⇒売り上げが増加する」という流れは、人々の消費行動の結果、そうなっているに過ぎません。
人々の求める、価値の高いものを世の中に送り出せた企業が、生き残るようにできています。
自己満足な商品やサービスを提供しても、お客様に満足して頂けないのであれば、一度は買ってもらえるかもしれませんが、二度目はおそらく、無いでしょう。
そうなってしまわないように、ブランド価値や商品の更新をしていかないと、消費者の嗜好は変化していくわけですから、時代に取り残されてしまいます。
実際、コカ・コーラも安泰とは言えません。
最近の若者はコカ・コーラを全然飲まないようです。
ゴローには信じられませんが・・・
でも、それが時代というものです。
タバコも喫煙者が減少し続けてきています。
時代は変わります。
時代に耐えることのできる企業に、投資しましょう。
クラフトハインツは、少し、自分のことだけしか見ていなかったのかもしれませんね。
Take the Risk or Lose the Chance.
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