Take The Risk or Lose The Chance ゴローのバフェット流米国株式投資術

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証券アナリスト2次試験 株式ポートフォリオ戦略 メモ No.1

 

トップダウンアプローチ

トップダウンアプローチとは

トップダウン・アプローチとは、景気、金利、為替などのマクロ経済環境に関する見通しをもとに、株式ポートフォリオのリターンに影響を与える要素(業種、投資スタイルなど)に関する予想を行い、ポートフォリオの属性を意図的に傾ける方法を指す。具体的には、業種などのセクターウエイトを決めてから、個別銘柄を選択する。

 

トップダウンアプローチの問題点

個別銘柄に十分な注意が払われない。

セクター・アロケーションを実際に行う場合、セクター投資比率の変更がポートフォリオの回転率となるため、高回転率となりやすく売買コストに注意する必要がある。また、業種指数のパフォーマンスとポートフォリオの組み入れ銘柄のパフォーマンスが一致するわけではない。

 

 

ボトムアップ・アプローチ

ボトムアップアプローチとは

個別銘柄に関する調査をもとに銘柄選別を行い、ポートフォリオを構築する方法をボトムアップ・アプローチと呼ぶ。独自のアナリスト・チームを抱えて、ボトムアップ・アプローチを重視した姿勢を打ち出している運用機関も多い。ボトムアップ・アプローチでは、企業訪問や財務分析などによって得られたファンダメンタルな情報や、過去の株価変動などのテクニカル情報などから銘柄に対する投資魅力度を測り、銘柄選択を行う。

 

ボトムアップアプローチの問題点

高いアルファが期待できる銘柄を集めることで、ポートフォリオ全体の調和がとれず、特定の業種やセクターにリスクが偏在する場合がある。

 

ボトムアップアプローチの問題点の回避方法

ポートフォリオの構成銘柄が少数のセクター、特定業種に集中しないように、各セクター・各業種のアクティブ・ウェイトに関して、ベンチマーク・ウェイトからの乖離に上限下限といった一定のレンジをあらかじめ設定しておく。

 

「新・証券投資論 日本証券アナリスト協会編 日本経済新聞社より」

 

ゴローの解答戦略

上記の説明は、トップダウンアプローチ、ボトムアップアプローチの本質を言い当てている。しかしながら、試験時間内に短時間で解答をしようと考えたとき、この文字量を書くのは時間がかかりすぎてしまう。もう少し短く、スピーディに書く必要があるので、次のように短くしたい。

 

トップダウン・アプローチとは、景気、金利、為替などのマクロ経済環境に関する見通しをもとに、ポートフォリオの属性について、業種などのセクターウエイトを決めてから、個別銘柄を選択する。

 

ボトムアップ・アプローチとは、個別銘柄に関する調査をもとに銘柄選別を行い、ポートフォリオを構築する方法。企業訪問や財務分析などによって得られたファンダメンタルな情報や、過去の株価変動などのテクニカル情報などから銘柄に対する投資魅力度を測り、銘柄選択を行う。