こんにちは!
バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践しているゴローです。
株価自体は目安程度にしかチェックしませんが、ミリオン・ダラー号をよく見てみると、ちょっとだけ傷んでいるところがありました。
JPM:JPモルガンチェースです。
JPモルガンチェース ▲3.02%の下落!!
JPモルガンチェースの株価をチェックしてみると、▲3.02%下落していました。
1日で3%というと、かなり下落しているという感覚がありますね。
JPモルガンチェースの6か月チャート
さっそく、調べてみたところ、米国の金融セクターは軒並み下落していて、JPモルガンチェースだけが下落しているわけではないようでした。
Financial Select Sector SPDR ETF (XLF) 6か月チャート
どうも、両者のチャートを見ていると、あきらかに連動していますね。
JPモルガンチェースが下落したから、金融セクター全体が下落したのか、
金融セクター全体が下落したから、JPモルガンチェースが下落したのか、
これはどちらが先でどちらが後という問題ではないと思いますが、米国の金融セクターに何か悪材料が出て、下落したということだと思います。
米国の金融セクターの大幅下落の理由
理由としては、FRBの米国景気見通しの不透明感と、欧州の景気見通しの悪化が影響しているようです。
この発表を受けて、米国債の金利は10年債が15か月ぶりに最低水準となりました。
米国債 金利動向 2019/3/23時点 | |
3か月 | 2.44% |
6か月 | 2.46% |
12か月 | 2.44% |
2年 | 2.32% |
5年 | 2.24% |
10年 | 2.44% |
30年 | 2.87% |
銀行は、短期で借り入れを資金を調達し、長期で貸し付けを行います。
短期金利と長期金利の金利差が縮小したため、銀行の収益に悪影響がおよぶと見込まれ、金曜日は金融セクターに大幅に売りが殺到しました。
売りが殺到したため、銀行株は軒並み下落しています。
企業名 | 下落率 |
バンクオブアメリカ | -4.15% |
シティグループ | -4.58% |
JPモルガンチェース | -3.02% |
米国金利 長短金利が逆転し円高へ
米国の長短金利が2007年以降、初めて逆転しました。
これは、米国債の短期債の金利の方が、長期債の金利よりも高くなる現象のことです。
通常、長期債の金利の方が、短期債の金利よりも、高くなります。
長期間、資金をホールドすることになるので、「それだけの利回りを投資家が求める」ということですね。
しかし、
「そうなっていない」=「短期債の金利の方が、長期債の金利よりも高い」
ということは、
「米国景気の長期見通しについて、弱気であるということを意味している」
と一般的には理解されています。
米国の長短金利差の逆転は、このような理由から、「景気後退のサイン」として理解されています。
これまで10年近く、世界的に「強い景気」でありましたが、そのけん引役だったのは、間違いなく米国です。
米国の経済が強かったから、これまで世界景気は強かったのです。
もちろん、世界最大の製造・消費地である中国の景気も強かったので、米中の関係が悪化している現状では、景気の先行きが「悪くなる」と捉えられても仕方ないのでしょう。
トランプ大統領は、米中貿易戦争について、「前向きに進展している」と発言していますが、それが実際、どのような決着を迎えるのかは、まだ明らかになっていません。
世界の経済のことを考えれば、高率の関税のかけ合いが続くとは思えませんが、5G技術やAI技術で先手をとっておきたい米国です。
どういう結論になるかは、きちんと発表されるまでは勝手に想像しないほうが良いでしょう。
株価の下落を喜ぶのは、ゴローが敬愛するウォーレン・バフェットか、その師であるベンジャミン・グレアムくらいだと思います。
彼らは、株式を安値で買えることがうれしいので、株価が下落すると嬉しいのです。
ゴローもそれにならって、「安く買えるチャンス!」と思って、不用意に慌てないようにしようと思っています。
株価下落は「想定の範囲内」だぜ!
Take the Risk or Lose the Chance
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