こんにちは!
バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践しているゴローです。
さて、今日はまた史上最高値を更新した米国株式指数・ダウ工業平均についてです。
ダウ史上最高値をまた更新!について思うこと。バフェットの言葉を思い出そう。
冷静になりましょう!
というのがゴローの見解です。
米国の利下げ期待が先行し、株式に資金が流入し、高値を更新していること自体は自然なことですし、株高というのは米国株投資家であるゴローにとっては喜ぶべきことです。
しかし。
今一度、考えてください。
米国の大統領選の前年には株価が高くなるというアノマリー。
逆イールドが発生しており、財務実務の世界でも長期ドル建て債券を購入しようとしても、金利が低くて買えないのが現状です。
金利の逆イールドが発生するのは、教科書的に言うと、短期金利が高くて長期金利が低くなっており、経済の長期見通しが暗いということです。
通常、金利は期間の長い方が高くなります。
これは、資金を長期間、寝かせておかないといけないことに対するリワードの意味をもっています。
それが、短期金利の方が高い。
もう一度繰り返しますが、長期金利が低くなっているのは、経済の長期見通しが悪いから。ということになります。
つまり、リセッションの可能性を示唆しているわけです。
いつ起きるかわかりませんが、リセッションは訪れると思います。
であるにもかかわらず、現在の株高は、ゴロー的には
なんともしっくりこない
という感覚です。
景気が悪くなれば失業率が上昇し、企業の売上は低迷する。
通常、景気が悪くなれば当然、企業収益は悪化し、リストラをし始めるので失業率が上昇します。
商品が売れないので、企業は値下げをしたり内容量を増やしたりと、あの手この手で買ってもらおうとします。
でも、売れない。
売れないから企業収益は悪化し、さらにリストラ、失業率が上昇。
失業率が上昇するということは、生活費を稼ぐのにも苦労する人が増えてしまうことになるので、国内消費はどうしても減少してしまいます。
不景気というのはこのスパイラルです。
こんな時に、政府は財政で経済活動を支援します。
金利を下げて企業の利払い負担を下げたり、マネーサプライを増やして銀行に貸し出しを増やすように仕向けたりするわけです。
そこで借り入れによってキャッシュを得た企業はがんばって復活を遂げようとするわけです。
不景気の時はどの企業も安泰ではありません。
日本はマイナス金利ですが、日銀は貸し出しを増やすように仕向けている、ということが言えると思います。
インフレ目標もありますが。
米国は金利が短期金利が2%くらいありますから、世界の中でも高金利の国と言えます。
米国が金利を下げるということは、リセッション対策として金利を下げるということであり、借金まみれの企業にとっては利払い負担が減少する可能性があり、そういう面では企業の収益力は上がります。
ただ、全体の景況感で言うと、それだけでは好景気は維持できません。
じわじわと企業収益を削るものがあります。
それが、米中貿易戦争です。
貿易量が減少すると、GDPにとってマイナス要因となります。
GDPがマイナスとなると、当然企業収益は悪化します。
企業収益が悪化すると、賃金カットやリストラが行われ、景況感が悪化します。
一般に、好景気だと感じている人が多いと、株式市場は高止まりします。
逆に、不景気だと感じている人が多いと、株式市場は低迷します。
マーケットが高止まりするときは「景気循環の波は終わった」などという理論を展開する人たちが増えてきます。
今がその時です。
世界経済が今後も続いていくという前提に立てば、好景気の時もあれば、不景気の時もあります。
マーケットに突入するのは好景気の時(みんなが儲かっているとき)ではなくて、不景気の時(みんなが損失を抱えて頭を抱えているとき)が良いと思います。
波に乗り遅れまいとする方は、史上最高値を更新する相場に乗っていても良いと思いますが、ゴローは長期保有目的以外の一部の株式については、売却しようと思っています。
株は単純。みんなが恐怖におののいているときに買い、陶酔状態の時に恐怖を覚えて売ればいい。
ウォーレン・バフェット
株価が50%下落してもパニックに陥らないこと。そういうときにこそ、ありがたく買うこと。
ウォーレン・バフェット
好景気が永遠に続くことはないぞ!
Take the Risk or Lose the Chance.
Enjoy Life, Freedom.
★大変励みになります。応援よろしくおねがいします!
ゴローを年間配当100万円に導いてくれた本を紹介します!
こちらの記事もどうぞ!