こんにちは!
バフェット流「米国株式へのフォーカス投資」を実践するゴローです。
今日は、2019年のドル円の見通しについて、書いていきたいと思います。
好景気の景気サイクル終盤での通貨
景気サイクル終盤の局面での米国金利の上昇により、ドル以外の通貨を使っている国や地域との金利差は拡大しました。
これが、2018年の米ドル高の主因だろうと思います。
2019年始に、104円台まで円高になりましたが、すぐに元の水準に戻ったため、やはりトレンドとしては当面、ドル高が続くものと考えられます。
欧州では、先日、景気後退を予測し、緩和正常化プロセスとなる「金利の上昇」を延期すると発表しました。
日本円についても、先日、「さらなる金融緩和を行うのでは」という憶測が報道され、黒田バズーカの再来が予測されてもいます。
コーヒーでも飲みながらどうぞ
ユーロ vs 米ドル
米国連邦準備理事会(FRB)が、利上げを継続するのであれば、米ドルは短期金利差の大幅な拡大により、さらなる米ドル高となる見込みもありました。
しかし、2018年末の株価暴落を受けて、パウエル議長は「利上げをストップ」する決断をし、2019年初めの株価回復へと道をつなげました。
米ドルの金利が上昇しないものの、ECBが利上げを延期したことと、
イタリアの財政問題もあり、米ドル高にはさらなる高止まり圧力が強まると予想されています。
米国においても、欧州においても、今後の利上げはもはや見込めなくなったことから、ユーロと米ドルの関係については、現状維持が続くと考えています。
今年は、米国の減税効果もなくなります。
企業業績(EPS)の増加率も昨年比で激減するため、米国の景況感は昨年比で悪くなるはずです。
米国は長年双子の赤字問題(経常赤字と財政赤字)に頭を悩まされており、これが米ドル高の重しになると見込んでいますが、ECBのドラギ総裁が利上げを延期したため、これについても結局は、ドル高傾向が続くと考えています。
日本円 vs 米ドル
アベノミクスにより、円は大きく下落しました。
現時点で、円は均衡水準を示す購買力平価(PPP)推定値に対して、30%以上円安水準にあることがわかっています。
インフレが正常化し、日銀が金融緩和政策を縮小しようとしたとき、円は再び円高方向に進むと考えられます。
購買力平価とは、同じモノを買うなら、「通貨が違っていても同じ値段であるはずだ」との考え方を基本原則とする考え方のことです。
たとえば、
マクドナルドのビックマックが日本で390円で、アメリカでは5.51ドルである場合、ビックマックの値段から推測されるドル円レートは
5.51ドル:390円=1ドル=70.78円
ということになります。
2019/3/15現在のレートが111.50付近ですから、ビックマックから見たドル円レートは37%も割安ということになります。
すごいですね。
また、
日米金利差もドル円レートに大きく影響します。
今後は、米ドルの10年債金利は高く見積もっても3%くらいでしょうから、日本国債の金利がこれ以上低下しなければ、この金利差は一定だと思います。
むしろ、日本が「さらなる緩和」を行わず、このまま好景気が続けば、金利が上がっていくかもしれません。
すると、日米金利差は徐々に縮まっていき、それがドル円レートにも影響する可能性が高いです。
基本は、日米の金利差が為替レートに大きく影響しますから、金利差を重要ポイントとしてみていくのが良いと考えています。
個人的には、根拠なく円安方向だろうと思っていますが、
2019年のドル円はどうなっていくのでしょうか。
楽しみですね。(^^♪
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